今年のロックフェラーセンターのツリーです。
「この木は、ぜったいにロックフェラーセンターのツリーになるに違いない。」
そう長年夢見てきたおばあちゃんが亡くなってから8年をえて
ここへやってきたという木です。
毎年、毎年、生木が遠くから運ばれてきて、クレーンでささえられて
設置されます。
家庭のツリーも、生木がほとんど。
毎年、ナーサリー(ガーデニングセンターのようなところ)で
「この木ください」と買って、車の屋根にくくってもらって持ち帰る、
シーズンが終わったら、ゴミとして家の前に出す、それが習慣。
日本では考えられないスタイル、抵抗はいまだにありますが
生木は生木のよさがあり、香があり、
はっぱはよく落ちて手入れは大変ですが、季節のものとして
楽しむことはできます。
街は、もうクリスマス本番、
週末、職場のパーティが夜、レストランを貸しきってあるということで
朝から家族ででかけていました。
せっかくなので、何かショーでも観ようよ、と前夜にラジオシティの
クリスマスのショーを購入しました。
この時期の恒例のショー、でも毎年内容も替わるので
毎年観に来るという人も中にはいるとか。
家族で楽しめるいいショーでした。
ひさしぶりに前から3列目のほぼセンター、
しかもいちばん前、といういい席がとれました。
それも、よかったのかも。
気持ちは、こんな風に華やかなはずなのに、
街も着飾って入るのに、どこか影を感じるのは、なぜ。。。
底冷えしている景気のせい、これから、どうなるんだろう、この国は、
また20年くらい前の治安の悪い地下鉄にも乗れないニューヨークに戻ってしまうのでは、
そんないろんな想いが頭をよぎりました。
五番街を走るサンタの車、
陽気は感じます、だけど、だけど
去年ってもっともっと人が多くなかった???
日曜の昼下がりだよ、セールの真っ最中だよ、と思わないではないのです。
デパートのショーウィンドウをみるための列もたしかに健在、
去年同様、すごい飾りつけではあります。
気のせい??いやたしかに違う。
大統領がかわって、これからどうなっていくかまだわかりませんが
アメリカで暮らす外国人は、こう景気が冷えると難しいこともあるのかもしれない、
そう思えて仕方ありません。
どうぞ来年は、平和と健康、笑顔にあふれたいい年になりますように。