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漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 370

2024-04-20 05:39:04 | 貫之集

山里の桜を見る

まだしらぬ ところまでかく きてみれば さくらばかりの はななかりけり

まだ知らぬ ところまでかく きてみれば 桜ばかりの 花なかりけり

 

山里の桜を見る

見知らない山里までこのように来てみると、桜ほど良い花はないということがわかった。

 

 山里の満開の桜は、都のそれとはまた次元の違う美しさなのでしょう。
 この歌は、風雅和歌集(巻第二「春中」 第164番)に入集おり、そちらでは第三句が「きてみれど」とされています。



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