古今和歌集 0435 2021-01-07 19:54:11 | 古今和歌集 ちりぬれば のちはあくたに なるはなを おもひしらずも まどふてふかな 散りぬれば のちは芥に なる花を 思ひ知らずも まどふてふかな 僧正遍昭 散ってしまえばゴミになってしまう花なのに、そうとは知らずに行ったり来たりする蝶であるよ。 隠し題は「のちはあくたに」に詠み込まれた「くたに」。漢字では「苦丹」と書き、りんどう または ぼたん のことかとは言われていますが、良くわかっていません。