goo blog サービス終了のお知らせ 

漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

もうすぐ新年度

2018-03-24 14:46:47 | 雑記




 毎年楽しませてくれる近隣の桜です。まだ咲き始めなので、来週末あたりが一番の見頃かな?

 もうすぐ4月。評価作業やら新入社員の受入準備やらでわさわさしていますが、大学院の授業も始まりますので、シッカリやっていきたいところです。

来期の履修科目

2018-02-25 20:16:11 | 雑記


 近隣の河津桜もすっかり色が濃くなり、隣家の庭の梅もほころんで、目に映る光景は「春近し」の様相です。でも実際にはまだまだ寒いですね。昼間、2時間ほど散歩に出ましたが、マフラーにダウンジャケットでちょうど良い、という感じでした。


 さて、大学院は3月末までの長い春休み期間中ですが、来期の履修科目を決めました。ちょっときついのですが、今回は2科目を履修します。



<道を極める-日本人の心の歴史>

 講義概要には、

 『日本には、歌道、芸道、茶道、あるいは剣道、柔道、弓道など、「道」がつくものが数多くある。それぞれ芸術や武術の専門技芸だが、その修練の仕方も含んでおり、絶えず深めるべきものとされるので、単なる術ではなく「道」と称するのである。各道により成立の仕方も、修練の内容も様々であるが、いずれも長年にわたって身心を鍛練した果てに行き着く「おのずから」なる芸や無心の技が究極のものとされる。本講義では、代表的な道の創始者や中興者を取り上げ、彼らが時代と社会の中でどのように道を深めたのか、実際の修練の過程を窺い、それを通じて深まる生き方、極めていく中で達した思想について考えてみたい。「道」を視点として日本人の心の歴史を考えてみたい。』

とあります。取り上げられるのは、紀貫之、西行、世阿弥、松尾芭蕉、葛飾北斎といった人物。後半には宮本武蔵を始めとする武術関係の人々も登場するようです。さまざまな領域の偉人たちを、「道を極めた人々」という共通の視点でとらえようという着眼に魅かれました。



<宇宙、地球、そして人類>

 『地球、生命や人類は、膨張する宇宙の進化の中から誕生したものである。これらの創生をもたらした物質やエネルギーの源は何か、また、その転化・変遷・循環のしくみはどのようなものかを本科目で講義する。また、本科目では、宇宙の中の惑星の一つとしての地球、宇宙と地球環境および人類文明の関わりについて、トピックを紹介しながら、学際的な仮説について論理を積み上げて検証する方法を学ぶ。』

 広い意味での「言葉」「日本語」の学習を主眼に大学院に籍をおいていますが、こうしたちょっと脇道(自分にとっての)の分野の科目も自由に履修できるのが放送大学の良いところ。興味はありましたが、宇宙のことを勉強したことはありませんでしたのでいきなり大学院科目は厳しいと思い、準備としてこの半年、関連する学部科目を聴講してきました。と言っても所詮付け焼刃ですので講義についていけるか、ちょっと心配です。。。


 最初に書いた通り2科目同時履修はちょっときついので、4月の開講を待たずにできるだけ前倒しで学習していきたいと思っていますが、いずれにしても、新しい世界を覗く前のわくわく感に浸っています。3月・4月は仕事もなかなか厳しい時期で今から少し憂鬱ですが、そこからの精神的な「逃避」も含まれているかな。(笑)


今年も ^^

2018-02-04 06:45:08 | 雑記


 このところ毎年ご紹介していますが、今年も自宅近くの公園の河津桜がきれいな花をつけました。時期はいつも決まって2月の初旬。特にここ3年は日付までほぼ一緒で、人間(私)は「今年の冬は寒い!」とか「暖冬だね~」などと勝手な感想を口にしますが、自然の営みとはすごいものですね。

 さて今日は何をして過ごそうかな・・

変体仮名

2018-01-27 09:02:32 | 雑記
 このところは、首都圏でも連日の氷点下。今年の冬はホントに寒いですね。インフルエンザも猛威を振るっているようですし、体調の維持管理に気を付けたいと思います。

 さて今日は変体仮名について。昨年、大学院で「日本史史料論」という科目を履修したときに少し接していたのですが、先日から古今和歌集の通読を始めた(もちろん普通の活字で、です!)のをきっかけに、変体仮名も改めて少しずつでも読めるように、と思い立って手掛けています。と言ってもやはり相当の難物。少しご紹介しましょう。



 まずはこれ。一番左上は一目瞭然で「あ」ですけれど、この13文字、実は全部「あ」なのです。もとになっている漢字がいくつもあって、その崩し方がまたそれぞれ何種類もあるので、同じ一つの音を表す変体仮名がたくさんある、ということになります。なので、「あ」はこの13文字ですべて、というわけですらないのでしょう。


 これは「う」。わかりやすいですね。


 これも「う」・・・かと思いきや「か」です。「可」を崩した、と言われてそう思って見ればそうとも見えますが、上の「う」との区別は???  手書きであることも考えると、実際には字体をどう区別するかというより、文脈で読み分けるのでしょうね。


 「れ」にしか見えませんが「な」。元の漢字は「那」です。



 「ふ」かと思いましたが、これも「な」。「奈」を崩したもの。



 これも「ふ」かと思いました。「に」です。元は「尓」。


 「えーっ??」と思いながらこんなものを眺めているだけで今は楽しいですが、本当にいつかは読めるようになるんでしょうかね。(笑) 先日記事でご紹介した古今和歌集の文庫本の表紙を再掲します。



 この右下の和歌、読めますか? これは小野小町の名歌で、全部ひらがなで書けば、「おもいつつ ぬればやひとの みえつらむ ゆめとしりせば さめざらましを」。この歌自体は知っていましたが、それでも今はとても全部は読めません。でも、まがりなりにでも読めるようになったら、また一つ世界が広がるような気がしますね。


 ついでですがこの変体仮名、昨年6月に代表的な285文字が Unicode にも追加されています。



 ご興味の向き(いらっしゃるのかな? ^^;;;)はこちらで。

Unicode 10.0 Character Code Charts

 一番右の列の「East Asian Scripts」の中にある「Kana Supplement」と「Kana Extended-A」がこれです。



 日本語の世界は本当に奥深いですね。 ^^



2018-01-22 19:52:36 | 雑記



 関東は、4年前のことを思い出させるような本格的な雪。自宅近くの公園もこんな状態です。これからご帰宅の皆さん、どうぞお気をつけて。明日の朝も大変そうです。。。