日タイ、リタイア生活

日本とタイでのリタイア生活をつづります

今年初めて? の颱風警報

2019-08-03 | 香港に思う
今年は例年より遅く7月後半になって初めて颱風が香港に接近し、警報(シグナル8)が発令されました。

前日の気象台発表では注意報は発令するが警報までには至らないだろうということだったので、予報が外れた形となりました。

これまでに夜間、早朝の警報発令は何度も経験しているのですが、今回初めて正午前に警報が発令という経験をしました。

警報が出ると役所や学校、金融機関などほとんどの事業所が休業になります。私の職場でも14時に香港人スタッフが退社しました。16時半には大手バス会社が全線運休の告知があり、この時点でバス、フェリー、路面電車といった地下鉄を除いたすべての公共交通機関が停まってしまいました。職場の窓から下を見ると先ほどまで帰宅ラッシュで渋滞していた道路がスキスキになっており、ビルの同じ階の会社もすべて閉まっていてひっそりとなっています。

仕事を定時まで続けて間引き運転の地下鉄に乗って帰宅しましたが、車内は座っていけるほどぐらいしか乗客はいませんでした。ファーストフードや一部の飲食店にはそこそこの客が集まっていましたが、商店はほとんど早めに閉店したところが多かったようです。スーパーマーケットは生鮮売り場だけ営業していましたが、通常22時までのところが20時閉店という短縮営業です。

私の職場は日本のカレンダー通りなので、颱風が来ても日本人は早帰り、というわけにはいきません。帰宅ラッシュに巻き込まれなかったという利点はありましたが、ふだんざわざわした街が異様なまでの静けさに包まれていて歩いていても気味が悪いような感覚に襲われました。

颱風が去っても雨風は続いていましたが、小型で上陸を免れたということもあって今回は被害が少なかったようです。