日タイ、リタイア生活

日本とタイでのリタイア生活をつづります

香港の誕生会

2018-04-26 | 香港に思う
こちらである程度の広さがある中華レストランに行くと必ずと言っていいほど大きな丸テーブルを囲むグループを見かけます。その中には多くの場合老人や小さな子供が含まれているので、傍から見ても祖父母、子供、孫の三世代を中心とした親族の集まりだと想像ができます。

香港では旧正月など伝統行事の際にはもちろん、ほかのタイミングでもこうした大テーブルを囲むように親族が集まって食事会というのをよくやります。もともと夫婦共働きが当たり前で外食が多い傾向にあることや、大家族が集まれるような住居(というよりも料理を作る広い台所)が少ないということも原因なのだと思います。

そんなこともあって誕生会もおなじようにレストランでやる傾向があります。家族や職場、あるいは友達同士集まってよくやっています。なぜ誕生会だとわかるかというとお店のスピーカーから突然「ハッピーバースデートゥーユー」が流れるからです。

先日は義姉の誕生会でした。都合が悪い年をのぞいて毎年やっていて我々も必ず出席ということになっています。子供たちと友人などが参加するのでいつも10人ぐらいになります。よく見ると日本でおなじみの回るテーブルは大人数の席だけでほかは普通のテーブルでした。

食事が終わってもすぐに帰らないのも誕生会の特徴です。参加者が買ってきたケーキをその場で食べるのです。お店も心得たもので、客がケーキを持ってくると入店時に預かってくれます。お皿やフォークも用意してくれてローソクに火をつけて…という日本と同じパターンです。今回は我々と甥(つまり義姉の息子)がケーキを買って来たのでテーブルにはケーキがふたつ並びました。食べきれない分は各自持ち帰るのもお約束ですね。