米朝会談と拉致問題

今まで何度も北朝鮮の事を色々と言ってきましたが、その大半は悪口です。
まぁ、自分で言うのもなんなんですが。北朝鮮に対しては期待が無いし、日本には何の関係もない国です。
北朝鮮がどうなろうとも、日本には何の影響もない。そこに損は有っても何の利益もないですね。

ニュースになってる米朝会談にしても。アメリカの要求は核と長距離ミサイルの放棄。

そんなもの放棄しても、日本に届く中距離ミサイルを配備している独裁者が権力を持ち続ける。
・・・この脅威は無くならない。

現実的に差し迫っている中国との小競り合い。だが、その中国とは経済的には切り離せない実情。

この難問に力を注がなくてはならない現実を考えれば、北朝鮮がどうのこうのは言ってる暇はない。

その上にロシアとの領土の交渉も大事です。これは大きな資源が関わってるので、国益を考えればかなり大事です。

・・・しかし、、、

拉致被害者と安倍首相にとっては絶対的に外せない問題が残っています。

米朝会談、このタイミングで拉致問題が進展しなければ、もうチャンスは相手(北朝鮮)の気分次第。
安倍首相にとっても、日米韓の三国の協力体制での制裁推進の手柄が無い。それは政治家として万死に値する事で、絶対にそうあってはならない。

拉致問題で何らかの進展を求めてアメリカに行くのですが、、、

それを北朝鮮に利用される可能性が有ります。
アメリカの希望は呑むが、それ以外の事は知らないと・・・

核の放棄はトランプ大統領にとって、他の事とは比較できないくらい大きい。アメリカの中間選挙もあり、国内的には喉から手が出る位でしょう。

安倍首相の望みに一旦は了解するでしょうが、北朝鮮に駆け引きに出られたら・・・これは立場が逆転する可能性があるので、トランプは拉致問題を棄てる。

そう考えると米朝会談は、日本にとり危険な賭けをただ見てるだけになります。

残念ながら、今の日本は自国民を助けに行く事は出来ません。他国に頭を下げて頼む事しか出来ないんです。

憲法が許さないんです。
日本の平和憲法って、、、日本人が外国に拉致されたり殺されたりしても、助けにもいけないし、罰を与えることも出来ない。

平和憲法って聞こえは良いんですが、大きな欠点も抱えている。
何かスッキリしないです。

そして、、、
今回の日米韓三国による北朝鮮制裁の強化にしても。

プラカードを掲げて「強化」を連呼はしたが、所詮そこまでです。

米朝会談が現実化して、それなりの結果がでたら。世界的には喜ばれますし、韓国の大統領とトランプは功績者として大きな利益をえる。当然、それは韓国と米国の手柄にもなります。

こう言う「力」を後ろ楯にした外交が出来ない事実を、再度、世界中に知らせる事になってしまったのは大きな損失です。

米朝会談の話題から目が離せない時間が続きます。
拉致問題の進展はこのタイミングしか有りません。ここは一番、安倍首相に頑張ってもらわないと。
アメリカと腹を括って交渉しないと、日本は欠点だけさらして、何の利益も無い事になってしまう。