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野党の手柄

2018-02-20 15:03:00 | 最近のニュースから
今の国会での重要な案件は「働き方改革」です。

それに関連した野党から質問がありました。数日前の長妻議員らの質問で、返答した安倍首相の内容に問題があり、答弁を撤回する事態になっています。

覚えている人も多いと思いますが、長妻議員は民主党政権の時に年金問題を解決できる唯一の議員だと持ち上げられた人です。

結果は周知の通り、何も出来なかった。
その件あり、論客・知識人としての看板が汚れて落ち目になっていた議員。

復活のchanceかな❓

肝心の問題になった点は
「裁量労働制」と言う部分です。

この裁量労働制と普通の一般労働制を比較して。その労働時間に差があるかどうかと資料の中に、、、、

労働者に対して異なる質問をして、出た答えを比較した。

確かに、これはオカシイです。意図的なのか、ミスなのかは解りませんが。

デモ、有っては成らないことなんですが、各省庁の作った調査にはありがちです。

先に答えがあり、それに都合の良い調査資料が欲しいわけです。

ダムなんかの工事で出てくる「百年に一度の大雨」に耐えられる、、、、なんて時に出てくる数字はほぼ都合の良い資料を使っていますね。
それは薬でも、放射線でも、、、とにかく各省庁から出た数字は怪しい。そして、それを確認する方法も難しく、国民はもちろんですが国会の先生方にも無理。

今回は数字そのものじゃなくて、数字の取り方に問題があったので発見されました。

この「裁量」労働制を簡単に言うと、、、公共事業の請け負いに似てる制度です。
コレだけの仕事をコレだけの費用と期間でする。
ですから仕事の能力の高い人は、短期で仕上げる事が出来ます。その結果、収入を落とさず休みがとれると言う夢のような案です。

だったら良いのてすが、現実にはそんなに簡単には行かない仕事の量を押し付けられますね。
それを断れば次の仕事が廻ってこない事態になります。

それを親会社と下請け業者で行われるのではなくて、同じ会社のなかで会社と社員の間で行われるのです。

裁量労働制は多くの利点と多くの欠点が共存しています。
それだけに取り扱いには細心の注意が必要です。

人口が減り、労働者が減る。
労働力が落ち、国力が落ちる。
国力が落ちれば、国民は貧しくなる。

その対策として・・・・効率的に働く方法を考える。
その事は良い事と思うのですが、それだけで賄えるのか疑問です。
効率的に長時間働く事に繋がらないか❓
それじゃあ~他に良い方法はあるのか❓
これは真剣に考えれば考えるほど難しい。

まぁ、、、国会で野党が頑張って議論するのは大いに結構な事です。

だだ、彼らは追求の方向が直ぐに政府の責任の方に向きます。本題はそっちのけになり、手柄をあげる事に全力投球になります。

ここが野党が大きく成らない理由です。一つのチョッとしたミスで権力の座から転げ落ちるのは、もう少し不安定な政権でないと成功しませんね。

今の状態に至っては、コツコツと積み上げて国民に認めてもらうしかない。
早くその事に気が付かなければ、政権を狙う為だけの野合を繰り返すだけになってしまいます。

働き方改革の「案」に対して調べて、問題点を洗い出す事に力を注いで欲しいものです。


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