王位戦 藤井王位の2勝1敗での第4局目
二日制の一日目なので、対戦が始まって2時間程度が過ぎた時にABEMAで見たら
・・・藤井王位が後手番のはずなのに、先手番なのかと思ってしまった
思い直してよく見ると、間違いなく藤井王位が後手番でした
それで、、、、余計にビックリです😬
なんと藤井王位が「振り飛車」の形を採用しているんです。
これは初めて見ました。
調べると・・・400局以上の公式戦では初めてらしい。
私が初めて見るのも当然ですね。
藤井将棋は「待ち将棋」と言われ、自分から攻撃する事は滅多にありません。
慎重な駒組みをして、相手の攻めを見てからの将棋です。
たまたま相手の駒組みにスキを見つければ別ですが、相手もミスをするような棋士ではない。
ですから藤井聡太の将棋は相手も攻撃できずに、千日手の筋が多く現れます。
ところが叡王戦では挑戦者・伊藤匠七段は、あえて千日手の筋を避けない姿を見せ、藤井聡太に「貴方も攻撃できないだろう」と挑発する事で勝利をつかんだ。
これは藤井聡太にとり大きな課題として残ってしまった。
今回の王位戦でも、藤井聡太のスタイルは変わることなく「待ち将棋」でしたが。結果は2勝1敗でも、内容的には3連敗でもおかしくない内容。
今日の第4局は勝敗より、藤井王位が先に攻撃できるかどうかを注目していました。
しかし、振り飛車と言う攻撃的な手段を取るとは・・・まったく考えもしなかった。
これは私だけでなく、多くの人が思ったと思います。
一番驚いたのは、対戦相手の渡辺明九段でしょう。
一日目の最終場面
ABEMAより
藤井王位が5六歩とした場面で、渡辺九段は大長考で指す事は出来なかった。
藤井王位の方は2四の地点に弱点が有るのですが、その一手を良い手順で打つタイミングを与えない攻めです。
9四歩の手を省略して攻めを選択した藤井王位
明日の進行が楽しみです。
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