藤井聡太六冠の名人挑戦の第四局
2日目となり決着のつく日です。
藤井聡太のタイトル戦の日は・・・掃除の日です
この二人の戦いは殆どがタイトル戦で持ち時間が長い。
朝から見ていても場面が変化するのは少しで、両者が長考に入ると、何時次の手を指すのか分からない。
ずぅぅぅっと見ていても理解できないので、その合間に部屋の掃除をします。
ところが、ある程度片付いても同じ場面。
いつもは藤井聡太六冠の方が序盤・中盤での長考が多く、持ち時間が少なくなるのですが・・・
今回は珍しく渡辺名人が・・・2時間50分の大長考です。
その時の状況は難しい場面なのは間違いないのですが、私のような凡人には何をそんなに考えているのか予想もできない。
私なんかが予想する手は渡辺名人なら数秒で分かる手。
もちろん渡辺名人が考えている間にAIも色々と考え、解説しているプロも駒を動かして色々と予測していました。
それでも2時間以上も考えると、ある程度予測される手が数種類に決まってきます。
そして、、、ついに渡辺名人の手が動いた。
指した手は予想内の手でしたが・・・・その次の一手が、誰も予想しなかった一手だった。
その手から進む道は誰も考えていない。
よってたかって、あ~でもない、こぉ~でもないと駒を動かして、それなりのプロが考えても出て来ない一手。
それが良いのか悪いのかは分からないけど・・・この二人の将棋は何処かで必ず理解不可能な一手が出現してくる。
その場面で自分が良いのか悪いのかと言う判断から出てくる一手だとは思うのですが、その状況判断が他のプロとは違うみたいです。
その誰もが予想しなかった一手を見て、藤井聡太六冠も時間を使って読んでいる。
もしかしたら藤井聡太六冠も予測していなかったのだろうか・・
まだ51手目、、、まだ勝負の行方は分かりませんが、AIは藤井有利と判断しています。
藤井聡太六冠の将棋を途中で見ると、殆どが「負けそう」と感じます。
それは藤井聡太の王様は、周りに守る兵隊が少ないし、城も壊れていることが多いんです。
藤井聡太の王様は自ら兵士となって戦います。
昔の将棋だと、王様が戦うような場面はほぼ負けが近づいた時。
王様が危険な戦いをすることを恐れない、藤井将棋の大きな特徴です。
渡辺名人の大長考で選んだ道筋に藤井聡太六冠も手が止まったまま・・・
部屋がきれいになりそうです