地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

災害と首相の進退

2016-04-15 19:35:55 | 日記
昨日、熊本地震が発生して、
その5分後の午後9時31分には首相の命により対策室が設置されました。

とりあえず「かかり」なんですが、これは早いと言って良いと思います。
重要なのはこれからの行動内容だと、私達国民は注視しています

国会ではTPP審議が始まろうとしていたタイミングの大地震です。
政府は地震対策を優先して、一旦TPPの審議を中止しました。

本来これは政府にとってあまり進めたくない審議なんです。
どうしても元・甘利大臣を避けて通れない話で、TPPを前には進めたいが、そのタイミングを模索していた状態でした。

これを政府の都合で延ばしたりすれば、それこそ野党の追及が激しくて選挙に悪影響がでます。

先の大震災・・東北の地震の時の首相は管直人でした。

あの地震が発生したのは、まさに管直人が首相の座から引き摺り下ろされるかも知れない時でした。

その時にあの東北の大震災が発生して、国の指揮官をどうこうしている場合じゃなくなった。
結果的に震災のお陰で管直人は首が繋がったのです。

ところが、、、管直人は対応を誤った。
福島での放射能の対応で、一秒も無駄に出来ない時に現地に行って、命を賭けて作業をしている人達の手を止めてしまった。

それどころが指示内容も不適格で、後になり言った言わないと国のトップらしからぬ言動が国民の不満を大きくしてしまった。
結果、、、退陣して野田さんに代わりました。


もう、忘れられたかもしれませんが・・・

森嘉朗も対応を誤って権力の座から降りる事になりました。

今の若い人達には森嘉朗と言えば東京オリンピックの組織委員会の会長と言った方が解り易いでしょうかね。

あの人、2000/4~2001/4の約一年間、日本の首相だったんですよ(笑)
2001年の2月にハワイ沖で日本の学生の練習船がアメリカ海軍の潜水艦と衝突して、日本人9名が亡くなったんです。

「えひめ丸事件」・・・その第一報が当時の森首相に届いたのは10時50分でした。
森首相はゴルフの最中でした。(これは問題なかった)

そして、第三報が入ったのが0時20分。その間に森首相はゴルフのプレーを続けていた・・・これが問題

また、この事故に対して、アメリカのブッシュ大統領は「事故の責任はすべてアメリカにある」と謝罪しました。
その対応が素早く、森首相の対応と比較されて印象は非常に悪いモノとなった。

これが2月で、退陣が4月です。


国民が困った時、国のリーダーの態度のは注目されます。
よく言う「危機管理」の問題なんです。

それは権力者にとり、対応次第で命取りになります。

さて、、、安倍首相の対応はどうだろう、、、。
国民の多くの人が安倍首相の対応を注目する事が、被災者の人達の為にも役に立つ事と思います。