アースクエスト BLOG

シーカヤック アースクエストのブログです。

11月半ばまでのお話。カヤックスクール、JSCAインストラクター検定、被災地研修、ブッシュクラフト

2017-12-13 10:24:00 | シーカヤックツアー
11月5日は、ベーシックスクール。
フィッシング用に購入したカヤックの基本レッスンでした。


基本的なパドリング技術と、最低限のセルフレスキュー技術は、他のカヤック同様に必要です。


今年は、カヤックの事故が非常に多いのですが、過去の統計データを見ると、事故原因の43%が技術・技量不足になっています。現場の状況や自分のカヤックに対応した技術が無いことが原因のようです。

11月7日から7日から9日は、千葉県香取市・小見川少年自然家で開催されたJSCA指導者検定会(イントラ1検定)に研修参加。昨年から、インストラクタートレーナーを目指して研修中です。写真は、技術論の講義。枝葉にとらわれない、本質をみつめた技術論。漕ぐとはどういうことなかを考えます。


今回の検定は、シーカヤック、リバーカヤック、オープンカヌーの三艇種の受験者がおりました。検定課目は、各艇種毎に設定してあります。


先輩IT(インストラクタートレーナー)の講義やフィードバックを聞くと、まだまだ精進を続けなければと毎回感じます。漕ぎの世界は、深いですね。


11月10日は、南三陸町へ。企業研修のお手伝いで、解体直前の仮設住宅周辺の清掃(草取り)。お手伝いした企業は、震災以来継続的(年2回)にこの仮設住宅を訪れ、環境整備や交流を深める取り組みを続けてきました。


翌11日も、研修のお手伝いで南相馬市へ。ここはまだ人が住めない地域、原発事故で壊滅した無人地域が残っています。ピカピカのコンビニの敷地が、雑草で覆われている異様な景色。SF映画に出てくるような、人類居なくなった町になりつつあるんですね。


事故を起こした原発が遠望できる海辺にある廃墟。このあたりでは、津波を切り抜けながらも原発事故のせいで救助されずに亡くなった方が多くいたそうです。津波が海辺に来るのは必然ですが、原発事故は人災です。事故の遠因には、節操も無くデンキを求める我々の暮らしがあるんだなと思うと共に、原発の事故の過酷さ、原発をベースにした町づくりは、事故が起きればふるさとそのものを失うことになるのがよく分かりました。原発周辺の福島沿岸部の復興は、ようやく始まったばかりだし、未だ復旧工事もできない地域があることを忘れてはいけません。


11月14日は、ブッシュクラフトのモニタープログラム。有志を募って、ブッシュクラフトのワークショップ化、プログラム化を検討します。

今回は、シェルターづくり(小屋掛け)をメインにしてみました。震災の時、こういった技術の必要性をものすごく必要性を感じました。寒い季節の集落が無くなるような災害の時は、被災後にいかに自分の体温を保てるかが生死を分けます。飲み水とか食料は、その後の話です。

私の小屋は、川のそばに。杉の枝がたくさん落ちていたので、それらを使ってドーム型に。中でも過ごせるようにと高さを確保しましたが、一泊ならもっと小さく作っても良かったなと思います。入口付近を片付けて、寝ながらいじれる焚き火場を作りました。


小屋掛け中に、すぐそばまできたアナグマ。アナグマって逃げないんですね。悠然と川を渡って、10mほど先の朽ちた小屋の残骸の中に潜り込んでいきました。


こちらは、斜面を利用した落ち葉のシェルター。快適そうな大きさですが、屋根を葺くのが大変だったようです。


思い思いのシェルターを作ったら、河原に降りて焚き火の宴。それほど寒くも無く、シェルターに戻ってからも入口の焚き火を眺めながらゆっくり過ごすことが出来ました。


ブッシュクラフトは、その辺にあるものでいろんなものを作るという性格上、土地の持ち主の了解が無いとできないのが最大の難関です。今回は、南三陸町の方々のご協力で開催できました。
来年春先にもういちどモニタープログラムを開催して、プログラム化とフィールドの確保をして行きたいなと思います。

☆☆お知らせ☆☆
アースクエストのシーカヤックツアー/スクールは、冬も随時開催しております。
お気軽にお問い合わせください。

スノーシューツアーは、フィールドに雪が積もり次第開始いたします。そろそろ下見に行って来ます!!

〇年末年始のご案内
・漕ぎ納めツアー 12/30(土)
・初日の出ツアー 1/1(月)
・初詣ツアー 1/3(火)
※12/31は休業いたします。


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