今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

舌平目で魚の醤油蒸し(パーヌンシーユー)

2018年02月06日 | 素材
ものの序でに安かった舌平目をさばくことにした。
(当然の如くドーバー海峡産ではないw)
調べると意外に簡単らしい。

とりあえず普通に鱗を取って

白い方を上にして、舌平目を右にした時に少し凹む辺りに包丁をあて、皮1枚を残して切れ目を入れる(←切り過ぎなければ良いだけ)。
※唇を切り落としてそこから剥いていく方法もある(どちらにするかは目上の人に従って)。

裏返してアタマごと皮を剥いていく、均等に剥かないと上側が破れ易かったので少し注意
※アタマを取ると、自動的に内臓も出てくるこの不思議さ。

アタマとくっついている内臓と皮が取れた状態。裏の白い薄皮を剥く前に

ヒレとエンガワを切り取る(ハサミでいっか・・・)。
舌平目のエンガワがあまり区別出来なかったので後で調べた・・・もっと肉に食い込んだ部分ごと切る(確かに切り足りなくて、もう1周切ったし)

皮が少し残った尾っぽも落としてしまえ。

白い薄皮は滑り易いので滑り止めの塩を指に付けて剥くとワリと簡単に剥ける。

皮が剥けたら(剥いた写真が無くて申し訳ない内臓などを水洗いし、疲れていたのか消してしまった)キッチンペーパーをかけて、酒を上からかけ(底にも酒が回るように1回持ち上げて)、臭みを抜いてから使う。

なるほど、思ったより簡単だった。
舌平目は舌平目に申し訳ないけれど食べる所が少ないんだよな~・・・
(骨は少ないんだけれど)

タイ風・魚の醤油蒸し

もうこれは中国や、中国やオランダの影響を受けた長崎の卓袱料理が元になった江戸時代の「酢煎り」料理とほぼ一緒、蒸すだけ

蒸し器にお湯を沸かしておく

生姜と長ネギを細く切って(ネギが少なかったので中の少し辛い部分も余すところ無く使う)

耐熱皿に魚を乗せ、その上に香菜類を乗せ

大豆風味の醤油をかけるのだが、大豆風味の醤油といったら日本の醤油だろうって。
(恐らく日本の醤油は塩辛いからやや少なめにした、本来大さじ2だけれど、これでも多かったぐらい)

あと塩・胡椒を少々(ここでも塩分を追加

蒸し器の台を乗せ、耐熱の皿ごとそのまま乗せて

火が通るまで蒸す(「酢煎り」が15分~20分とかだったから15分やれば舌平目は薄いし大丈夫だろう、火さえ通っていれば・・・)。

15分後、本来なら上に赤ピーマンを乗せるのだが、この為だけに季節外れの赤ピーマンを高い思いをして買うのは勿体無いから、普通のピーマンで(生のピーマン好きだし)。
※因みにパクチーも飾りでほんの少し乗せるようだが、あまり好きでは無いのでパス(アジアを旅している時は食べざるえなかったけれど)。

お、レシピとは違って舌平目だから酒に漬けておいた分だけ、旨味が増している気がする。
ま、酒蒸しだよな。

これはツマミなるだろう・・・。
(ただ、骨が太いんだけれどね・・・ま、魚ってそんなもんか、骨から3枚~5枚に削ぐ事も考えたんだが、1枚モノとして見てみたかった

舌平目だと醤油などの塩分が浸み込み過ぎるきらいがあるかもしれないな。

1回覚えておくとキンメダイとかいろいろな魚で作れるらしい。
日本風の「酢煎り」にするかタイ風の「パー・ヌン・シー・ユー」にするか?はその時々だが。
(どうやら「パー」が魚って意味っぽい。多分・・・)



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