社長つれづれ日記

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恥をかく

2005年09月29日 | 仕事
 やれやれ、今日は書類の整理で大変でした。夕方から昨日の予告通り、いらない書類を机の引き出しやロッカーから引っ張り出し、選別をして捨てる手配をしていました。まだ全体の6割くらいしか整理できていません。明日もうんざりです。しかし、よくもまあこんなにも書類があるのかと驚いてしまいます。コンピュータにデーターが残っているのですから、出来るだけ電子データーで残すようにしなければなりませんね。そういう管理方法も今後ルール化してゆかなければなりません。下期の目標がISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の取得ですから、そのあたりをきちんとしてゆきましょう。

 ところで、我が社の朝礼は、新入社員さんがかけ声をかけて全員で経営理念の唱和をしています。女性社員の北添さんと男性社員の芳野くんが、代わり交代で毎日担当しています。二人はいつもいつも元気なかけ声で唱和ができるかと言えば、人間ですから気分もあり、時には元気のないかけ声になったり、手順を間違ったりします。

 今日は芳野くんの番でしたが、彼のかけ声を聞きながら、「少し元気がないな」と思っておりました。後でアドバイスをしようかと思っていたら、野上グループ長が朝礼の後、彼に何かを言っていました。小耳に挟んだところ、おそらくかけ声が小さいと言うことを指摘していたのではないかと思います。さすがグループ長の野上くん、色々なことに気を遣っているなと思っておりました。やはり、朝一番の朝礼は元気よく、やる気が湧く朝礼にしたいものです。

 ただ、新入社員さんの場合は、日常の仕事でなれないことが多く、仕事で思い通りに行かないことや、失敗したり恥をかいたりしたときの気分を引きづり、のびのびと元気にかけ声を出すことが出来ないのでしょう。ある意味しょうがないかなと思ったりします。

 私は、大学を卒業してすぐに就職をした会社で、色々な失敗をしました。そして、恥ずかしい想いも沢山しました。先輩に迷惑をかけたことも多々あります。しかし、そのことが振り返ってみると大変勉強になっています。また、失敗しても、下を向かずに、「くそー」と思って、空元気ではありますが声を出して、そして前に向かっていったことが、後々になって大きな力となっています。

 そういう意味で、新人さんには失敗を恐れず、沢山恥をかいてもらって、強くたくましくなってもらいたいと思います。新人のうちはどれだけ恥をかいたかが、後々の力となってくるように思います。頑張ってほしいと思います。

 ただし、「恥はかきすて」ではこまります。次には恥をかかないようにと、努力することが大切です。失敗を恐れず、周りに萎縮せず、のびのびと前向きに、そして元気にやっていってください。年を取る毎に、なかなか恥をかけなくなります。恥をかくのは若い今のうちですから。

 そうそう、時には私や幹部が、見本のかけ声を示す必要があるのかもしれませんね。その時は元気にやりまっせーー!

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