社長つれづれ日記

私を深め、身近な人を、社員さんを、
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2007年06月17日 | 中小企業家同友会
◆◆昨日学んだこと

 昨日の埼玉同友会の役員研修会に参加をして、あらためて自分自身が確認をしたこと、学んだことを少し書き留めておこうと思います。

1)経営指針の成文化における効果は、短期間では現れない。10年くらいのスパンで見た時に、その効果は自覚できるものとなる。岡山同友会の土井代表理事(17回作成)も同じようなことを言われていた。だから、出来るだけ早めに成文化に着手する方がよい。出来るだけ早めに成文化に着手し、他の企業に学び、実践して行くことで10年が少しでも短くなる可能性がある。経営指針の成文化は即効薬ではない。

2)経営指針の成文化と共にやらなければならないことは、社員さんの受け皿づくりである。経営者は社員さんとのコミュニケーションを図り、信頼関係を築き、経営指針が受け入れやすいような土壌づくりをすることも併せて行う必要がある。この努力は、かなり、辛抱強い努力を必要とする。諦めずやり続けることで、経営指針の浸透が徐々に図れることとなる。

3)経営指針の成文化を年々進めて行くと、就業規則や給与規定、人事規定の制定もあらためて必要となってくる。経営指針の成文化だけでは、その成果をもってどのように社員さんに答えて行くかの問いには答えられない。これらの規則の制定を行うことで、社員さんの会社に対する期待に応えることが出来る。

4)経営指針の最初の効果は、経営者が社員さんに対し、公に約束することによる緊張感を得られることである。この緊張感を持つためにはもちろん、社内で発表をする必要がある。経営者が緊張感を持つことで経営者の意識が変わる、行動が変わる。このことが先ず、経営指針の成文化をすることの最初の効果である。

5)経営指針は何流とかいう流派があるものではない。それよりも、経営を行う上で基本的に押さえておかなければならないことがある。そのことを、経営指針に盛り込むことは大変重要である。そのことが盛り込まれていないと、いつまで経っても経営指針が成果へと繋がらない。経営者は広く知識を求め、経営を深く学ぶべきである。

6)etc


今日の心の中のキーワード
 やはり年月が必要
 より良き経営指針とするためには頭は柔軟な方がよい
 たかが経営指針、されど経営指針