菓子なしブラインドBOXについて記事を書いたら、匠魂(たくみだま
しい)にも触れない訳にはいかなくなり、これも「リンクを参照」の別
の記事にした。匠魂のルーツは90年代の石ノ森氏が存命中にB社からの
提案されたものだったが、石ノ森氏は断ってしまう。筆者の想像だが先
走ったアレンジし過ぎのイラストだったのだろう。なので、B社では白
紙の状態で相談しながら S.I.C.(スーパーイマジネーション超合金)
は開発された。金属部分より塩ビの部分が多いが気にしてはいけない。
まずは仮面ライダーではなく3人目のキカイダーの企画のキカイダー0
0(ダブルオー)のジオラマストーリーがホビージャパンに連載される
に至った。スポーン風にマッチョなデザインになってしまい受け入れら
れるか心配されたが、イナズマンやロボット刑事など他の70年代の石ノ
森ヒーローにも波及。ただ…遂に絶対エースの仮面ライダーに白羽の矢
が立つと、仮面ライダーがメインとなり、アクマイザー3など出しても
誰も見向きもしない(安売りでゲット ♪ )事態となり、ライダーのアソ
ートは平成ライダーに至る…平成ライダーは石ノ森氏は参加してないの
で厳密に言えば仮面ライダーであっても石ノ森ヒーローではない気もす
るが…気にしてはいけない。S.I.C.の人気の余波と食玩ブームで生れ
たのが匠魂(たくみだましい)というブラインドBOX。ブラインドB-
OXは本来はガシャポンの事業部の管轄なのだが、S.I.C.の延長なの
で男児向店頭玩具の事業部が扱っている。半分はブルーメタリック ver.
になっていた。ただ、一色に塗りたくったものではなく凝った塗装だっ
たので「これで不人気はもったいない」と感じたが、その筆者の心情が
届いたのか?アーティストカラーという別色 ver. に変わった。ズラリと
5つ並べたのはその別色 ver. だ。一番左のハカイダー(1973年3月)は、
不人気だったメタリックブルー ver.。ブルーハカイダーというキャラも
いるが、ハカイダーの予備スーツの胸のみをリペイントしたハカイダー
の部下で別物(者)だ。次のロボット刑事(デカではなくけいじ・1973
年8月)はアーティストカラーというよりも番組内でも終盤に赤くなっ
てパワーアップ!ガンダムダブルオーのトランザムを先取りしていたの
だ。ちなみに新商品のためではなく、半年終了を回避できず(ゲッター
ロボが控えていた)ただ終わるよりも視聴者を驚かすのが目的だったよ
うた。センターはライダーマン(1973年12月)平成ライダーでは当たり
前になった最初は主人公と敵対するが後に良き相棒となる準主役のライ
ダーだ。アナザーカラーは渋くも旧1号風。次はゴレンジャー(1975年
4月)のモモレンジャー。戦隊シリーズはヒロインがふたりになってか
らはピンク以外の女性戦士が登場しほぼ全部の色は制覇したと思われる
が、ブラックだけはないようで、ここではモモレンジャーブラックが登
場となった。タックル(1975年10月没)の亡骸を抱くストロンガー。心
が真っ白になったストロンガーと故人ゆえモノクロになったタックルが
痛々しい。タックルも別れの言葉もなく白目をむいてポックリ逝ってし
まい…かなりのリアルさがトラウマになっている。ホビージャパンでS.
I.C.の特集では大きなフィギュアがメインで匠魂に関しては本当に1
ページ内の4分の1程度のチョロリとしか扱っなかったのにはかなり失
望を感じた…まぁいい。コッチでその分頑張ろう!
~PS~
正月休みにクリアする筈だったミッションをこの休みで
決着をつけようと奮闘中!