1092 ブカシのチビトゥンの町の方から、MM2100まで、最低賃金のアップをもっとしろ、というデモがあった。という、情報があって、それが原因の渋滞で従業員の出勤が遅れたらしい。しかし、それほど、大きなトラブルにはなっていない。工場の人間に依ると、ビアサ サジャとのこと。通常通り、と言っていた。
インドネシアの最低賃金は労働省が毎年,地域を分けて決める。そして、インドネシアで一番高いのはブカシ地区です。ジャカルタより高い。スラバヤやスマラン、バンドゥンはブカシに比べれば10%以上低い。何故でしょうか、ブカシ地区が一番、外国企業が多く、利益を上げている会社が多いからです。日系企業の半分以上がこの地区にあるし、これからもどんどん増えていくでしょう。カラワンもブカシに急接近している。今、進出する日系企業の大部分はカラワンから東の工業団地に立地しているからです。
一月から上げるので、前の年の10月に示される。一般的には新入社員や契約社員に適応される。契約社員は契約期間この金額が適応される。ここ何年かを平均すると、10%以上はあがっているが、今年は平均以上にあげてきている。それでも、組合の上部団体は承知せずに、今日のデモを実施したという。ブカシ地区は2ジュタに近い要求らしい。といっても、日本円だと1万7千円くらいです。
つい5~6年前までは、1万円位だったが、どうでしょうか、日本企業の経営者は嘆いています。デモがあったからといって、政府が上乗せすることは無いが、年々、確実のあげなければならないことは、その時の経営者にとっては大変なプレッシャーになっていることは確かだ。それでも、インドネシアは内需中心に景気は上昇中だし、インフレはほどほどに治まっているし、進出企業にとって、安心材料は多い。生産能力を上げているが、あげた分がそのまま、国内で捌けることは無いが、生産調整して増強装置を遊ばせることは出来ないので、どうしても、インドネシアから他の東南アジア諸国へ輸出に力を入れるようになるし、価格の関係で、中国やタイやマレーシアで生産していたものをインドネシアで生産するようになってきている。それらの国々の日系企業の生産量を落とす傾向になってきている。
基本給 デモ 最低賃金
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます