3425 日曜日、何もすることがない、ゴルフも声を掛けていない。将棋や囲碁の番組を見た後、散歩に出かけることにした。今から、一時間ぐらい、近所を徘徊してくる、といって、外出した。近所といったって、歩くところは決まっている、散歩コースは決まっている。先ず、丸子川の土手に向かう。以前歯医者は、ここしかなく、偶に通っていた、10年ほど前からは、別の近くに歯医者にしていた。しばらくぶりにその脇を通って土手に向かったが、日曜日だから閉まっているのではなく、どうも、閉めてしまったようだ。扉のすりガラスの内側にベニヤ板が貼られていた、それも、下の方が朽ちていた。人の気配が感じられなかった。ここも、閉じたか。そういえば、家の庭の高い木の向こう側にある家、人の気配がなくなっている。夜、明かりがつかない。同じくらいの歳の夫婦が住んでいて、町内の役員を一緒にしたことがった。どうしちゃったのだろうか。
筋向いの家の人、わたしと同じ年、見えない、妻に聞いたら、隣の“わかば”に、入ったきり、一年以上、外出もしていないという。奥さんが、時々、何かを持って、出入りをしているという。
そして、私は徘徊、鞠子川の土手を上流に向かう、ホーホケキョと鶯、トッキョキョカキョクとホトトギス、あちこちから、聞こえてくる。新緑が貧しい。道端に野菜の無人販売所。
ここは、この先、旧東海道と合流する地点、右に丁子屋がある。
ここでUターンし、旧東海道を戻らず、丁子屋の駐車場を横切って、現東海道にでる。向かい側にはちみつ屋さん、大家さんのお宅だ。私の碁敵のお宅だ。長い間、お会いしていないが、どうしているだろうかと、思いながら、自宅方向に戻った。
私の家だ。“わかば”の看板があるが、手前の駐車場の看板だ。我が家は“わかば”ではない。一時間ほどの徘徊でした。しっかり、道は分っていて、無事に戻った。パンガンダランのチャガールアラムのジャングルの中を徘徊する方が、遥かに、気分はいい。
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