再び来年から仕事を手伝うであろう会社の見聞をしてきた。その会社が何を作って売りたいのか、そして、私自身が作りたい、売りたいと思っている製品などの話し合いが行われた。若いオーナーの意欲がよく感じられた。
しかし、いずれの事も、投資が必要になる。その資金をどうするのか、最初は私にどの程度まかせることが出来るのか、彼の決断に依る。
完全に全権を後継者に渡した。今月末、私はこの会社を離れる、何かと、口出しをしたり、客先との応対をしたりすると、本人が知らないことで何かが動きだしてしまっては困るので、100%何も知らないことにします。心配事は山ほどありますが、何があっても、私は、登場しません。
ローカル相手も原料調達は大変難しい、原料切れで生産が出来ないなどということがあればメーカーの恥です。その恥が、結構あるのです。なれない日本人は、念には念を押す念の押し方の程度が自分が考えているより遥かに念を押さなければならないということに気が付くには相当時間がかかります。原料が入らない場合、それを、自分の念の押し方が間違っていたとは思いません。
私は、必ず、予備の原料を準備します。通常使う原料が入らなくなってしまった場合、代替えの原料に切り替えます。客先の了解を取っておくことは当然です。通常の原料がどうも手に入りにくくなったという情報が入ったら、サンプルを直ぐに出せるように、試作を済ませてある。そして予備の原料を在庫します。私の部門で使っている原料は全てそうしてあります。ですから、原料が入手できないということは100%無いはずです。もし、原料が無くて生産できない事態になったなら、それは。手配する人のミスです。そしてそれはトップのミスです。
原料 ミス 代替え