かもふらーじゅ

朝から書評原稿をやっつける。なんとか半分ほど。

夕方から出かけて、新宿のpgへ。松井茂さんの「Camouflage」展のオープニング。
正直者にしか見えない展示を、正直者なので見る。
某美術館の学芸員が刺されたというニュースが流れ、その世界ではわりと知られているひとだったらしく場が騒然となる。

オープニングに集ったひとたちと「呑酒家」で語り飲む。久しぶりのNザワさんはじめ、美術関係のひと多し。「方法」を終わらせた女として有名（？）なわたしだけれど、新たに「ドミニク・チェンを叱った女」という武勇伝が増えた（叱った記憶はあるものの、なんで叱ったのかは覚えていなかった）。

一行はそのまま「ふらて」へ。松井さんともいろいろ話したいことはあったのだけれど、明日どっとゲラが届くことがわかっているので終電で帰る。まじめなわたし。

写真は、正直者にも見えない「Camouflage」展の光景。

マフラーを失くす

今月だけ少しお手伝いをした「未来」の校正のため発行所へ。
行きの東横線で異様に眠くて、爆睡していたら電車にマフラーを落してきてしまった。
息子の手編みのマフラーで（高校の家庭科で作ったもの）愛用していたものだから惜しい。帰りに東横線の忘れ物保管所に立ち寄ったが、きょうの昼以降マフラーの忘れ物はひとつもないと言われた。東横線以外では考えられないのになー。いかにも手編みっぽいマフラーなんて、誰も欲しがらないだろうになー。う～ん、悔しい。

マフラーのような、直接肌に触れるようなものが落ちていた場合、たとえそれがどんなに高級なブランド物だったとしても、他人が使ったものって嫌じゃないですかね。ましてや手編みって、怨念とかこもっていそうで怖いような（あのマフラーは違うけど）。
あ、でも、以前勤めていた会社で、洗面所のロッカーに置いてあった化粧品がたまに盗まれたことがあったっけ。他人の口紅とか、使いかけでもいいわけ？　と思ったものだ（わたしは被害にあったことがなかったけど。もともと化粧品は置いていなかったし）。

世の中、不思議なことが多い。


結局一日仕事になってしまい、家に帰り着いたのは8時頃。
のんびりと録画のドラマなど見る。
もう、全然追いつかない……。今クールはあまり熱心に見たいものがないせいもある。
「天地人」子役がよかった。織田信長が吉川晃司なのはいかがなものか。とりあえず見ている。
「本日も晴れ。異状なし」沖縄離島ものは飽きた。初回のみでスルー。
「メイちゃんの執事」執事たちのほとんどがどこかで見たことがあるというデジャブにくらくら。佐藤健くんのやつれっぷりが痛々しい。滑舌悪いし。でも、愛があるので見ている。
「トライアングル」俵万智の小説のドラマ化だったらどうしようかとドキドキしたが、全然違った（笑）。吾郎ちゃん以外の登場人物がみんな悪そうで新鮮。江口洋介のサングラスは「ないと思います」。
「神の雫」亀梨でなくてもよかった役だなあ。いかにも漫画っぽくて、中途半端にいい役者さんが出ているのがもったいない。あんなにワインが飲めてうらやましいとは思う。
「キイナ」ドラマとしては一番面白く見ている。菅野美穂には少し無理がある役どころ。でも、彼女しかいないかもしれない。そしていつまで平岡くんはこういう役なんだ。沢村一樹は、どんなに渋い役をやっていても「セクスィー部長なのに」と思ってしまう。
「ありふれた奇跡」山田太一の脚本がもう古いのか、仲間由紀恵の演技が下手すぎるのかと思っていたら、どうも後者らしい。とはいえ、やはり山田太一の脚本はいろんな意味で時代にあわなくなっているのかもしれない。とにかく面白くはない。
「Q.E.D.」高橋愛さえいなければ、と思うドラマ。いかにもNHKなんだけど。
「必殺仕事人2009」わりと自分内好評。こういうベタなのがよかったりするのかな。ホストクラブには笑った。
「リセット」ちょっと前の「ロスタイム」みたいなものなんだけど（妖精が出て来る点でも「プロポーズ大作戦」とも似ているか）、やり直しても結局は誰もしあわせにならない。「ロスタイム」のほうが救いがあったように思う。
「ラブシャッフル」どうでもいい。松田翔太は好きだ。
「歌のおにいさん」どうしましょう？　T木さんの教え子だったという丸山くんががんばってます。大野くんも、まあ、がんばっています。ていうか、片瀬那奈はこんな役でいいのか？
「RESCUE」うーん。中丸も増田も好きなんだけど、話として面白くなさすぎ。あまりお金かけてないのかな。事故現場にリアリティがないですね。
「銭ゲバ」暗いし古いんだけど、妙に後をひく。松田ケンイチってときどき二宮くんに似ている……と思うのはわたしだけ？　

とりあえず1回は見たものは以上。なんかもう、義務みたいになっている……。