立川ACC

2007-10-06 22:40:14 | event
立川は遠いなあ。
菊名から東横線で武蔵小杉まで。南武線で立川まで。と、経路はわりと単純なんだけど、武蔵小杉から立川までが41分。眠った眠った。

「岡井隆の短歌朗読術 3歌人+1詩人による朗読の会2」を受講。
今回のゲストは蜂飼耳さん。

前半は、かつては好きだったけど今は嫌いになった文学者の作品の朗読。
穂村さんは三好達治を、蜂飼さんは高村光太郎を、石井さんは塚本邦雄を、岡井さんは万葉集の防人の歌を読んだ。岡井さんが何をもって「今は嫌い」としたのか最後までわからず。

後半は月をテーマにした新作。
穂村さんの作品のなかで、
吐いている父の背中を妻の手がさすりつづける月光の岸
というのがあって、手もとにテキストがなかったから最初「月光の騎士」かと思ってしまった。でも変だなあ、「棋士?」とか思っていたら「岸」だった。いい歌じゃん。
それにしても毎度のことではあるけれど、岡井さんの新作はすごかった。
何たってタイトルがすごい。
「ニコライ・アレクサンドロヴィッチ・ネフスキー(愛称コーリア)の民俗学的論文『月と不死』をよみてさまざまに心遊べる歌二十首 あはせて、シベリアにて死にしN・ネフスキーの霊に捧げる」

しかし最近の岡井さんは死者と遊びすぎかも。

終わって講師控え室に「未来」の原稿その他の催促に行ったらひどく忙しいことを嘆いていらした。

あまり知っているひともいなかったので、石井さん穂村さんn見と四人で「西安餃子」という店で軽く食べる。困った歌人の話などして早々に解散。

『風魔の小次郎』

2007-10-04 23:31:42 | TV
手当たりしだいに新アニメを見ているわけなのだけれど、この秋は実写(特撮)ものに佳品があるような。キューティーハ二ーやらネギまやら(笑)。
なかでも『風魔の小次郎』はイケメン勢ぞろいで楽しそう。風魔八忍衆 vs 夜叉八将軍! どの子にしようか迷っちゃう(笑)。

ま、話はばかばかしいんですけどね。忍者の話なのに学園ものってところがミソです。学園もの好きだー。


なんて呑気なことを言っている場合ではなくて、そろそろまたお尻に火がついてきましたよ。

『ミルコのひかり』と渋谷の銀座ライオン

2007-10-03 23:49:51 | cinema
水曜日なので映画にゆく(あー、いつまで続くのだ)。

きょうは渋谷でひとと会う約束があったので、渋谷のシネアミューズで『ミルコのひかり』を観た。実話に基づいた、イタリア映画。

10歳のときに不慮の事故で視力を失ってしまった少年ミルコ。全寮制の盲学校に入るものの、自分が目が見えないということをなかなか受け入れられない。でも、目が見えないということへの偏見が、実は視覚障害者(映画では校長)の側にあることの重大さを、この映画は訴えていたような気がした。
目が見えないだけで、ミルコはごく普通の少年だ。そんな当たり前のことを、いまだに認めてもらえない障害者は多いのだろうな。

こういう映画を見ると、息子が保育園の頃の同級生だったダウン症や軽度の障害をもっていた子のことを思い出す。保育園では同級生だったその子たちは、小学校では養護学校に入らなくてはならなかった。なんとか普通学校に入れたいと交渉したものの、受け入れられなかったと聞いた。保育園では、子供たちは自然とその子たちをフォローすることで「自分達が普通にできることができない子がいる」という事実を受け入れていたのだと思う。運動会のときに反対側に走ってしまうダウン症の子を、みんなして励まして走らせていた光景など、暖かくて、今でも思い出すだけで泣いてしまいそうだ。

それにしてもミルコは魅力的な少年だった。彼を嫌っていたガキ大将でさえいつのまにか引き込んで、結果として盲学校の改革をしてしまう。

原題の『Rosso Come Il Cielo』は、Red as the Sky、「青空の赤い色」というほどの意味だろうか。光を失った少年たちの見いだした「音」の世界は、青い空に赤い色を見いだすようなことなのかもしれない。夕焼けを見たことがある者には当然の空の赤い色が、見たことがない者にとっては考えられないように、常識とか偏見といったものを覆す力。


映画が終わったあと、文化村の前のカフェで「おすぎ」を見かける。おすぎ氏がほめていた映画だったから、つい「見ましたよ」と話しかけてしまいそうになる(笑)。

7時にt山さんとマークシティのライオンで待ち合わせ。
先月誕生日だったt山さんのお祝いを遅ればせながら。
後ろの席の男女がうるさかったが、負けずにいろいろ話す。
玉葱のローストというのを頼んだら、皮ごと玉葱を焼いたらしいものが出てきたのだけれど、ちょっと冷めていたのが悲しかった。熱々だったら絶対もっとおいしかったと思う。

『レッド』

2007-10-02 23:05:59 | comic
きょう鶴見の本屋で『レッド』発見。
たちまち読む。
たちまちはまる。
たちまち連合赤軍やあさま山荘事件について調べる。

はー。疲れた。
しかし、今さらではあるけれど、連合赤軍のことって何も知らなかったわたし。

漫画では、登場人物に丸数字がついているひとが何人かいる。全部で15人。この数字はなんだろうと思いながら読んでいくと、だんだんわかる仕組みになっている。彼等以外も、あらかじめ結果がわかっていることだから、まるでデスノートみたいに寿命が出ているような登場人物たち。破滅へと、破滅へと。
すごいなあ、山本直樹。ただのエロ漫画家ではないと昔T島さんから奨められて何冊か読んでみたけれど、女の子にはちょっと、なんて腰が引けていたわたしが悪かったよ。


そんなことだけやっていたわけではなく、きょうは真面目にやることもやった。
晩ご飯は、じゃがいもの鶏そぼろ炒め、水菜と油揚げの煮浸し、ブロッコリーとツナのサラダ、豆腐のみそ汁(全部定番料理だ)。
夜、「世にも奇妙な物語」を見る。最後の天使の話がよかったな。49%を選んでしまう人生っていいじゃん。

『GENTE』

2007-10-01 23:55:51 | comic
いやはやしかし、寒くなりましたね。
猫のぬくもりがうれしいこのごろ。

きょうは午後、買い物と銀行と郵便局に行くために大口まで行った以外は呆然と過ごす。
民営化の郵便局がどれくらい混んでいるかと思ったけれど、田舎の郵便局はまったく変化なし。制服が変わっていたのかな。
らでぃっしゅぼーやの今週のラインナップがいまいちで、献立にも力が沸かない。
先週の南瓜も残っていたのに今週も来ちゃった。南瓜とかさつま芋って本当に苦労する。
仕方ないので南瓜サラダを、いつも作るポテトサラダと同じ方法で作ってみた。お酢を効かせて、できるだけ甘さを押さえて。
あとは麻婆豆腐。豆鼓(実は浜納豆)を刻んで葱や生姜と一緒に炒め、豆板醤も効かせて、仕上げの胡麻油でぐっと味が引き立つ。市販の麻婆豆腐の素なんか使わなくても麻婆豆腐は簡単にできる。


先週の金曜日に、今さらだけど『GENTE』(オノナツメ)を買って読んだ。
ずっと気にはなっていた漫画。ただ、眼鏡男子に興味はあっても、老眼鏡の紳士にはあまり食指が動かなかった(笑)。漫画としては好きな雰囲気なんだけど、やはり男子は若いほうがいいなあ。老紳士の区別がつくまでに二回読みました。
ちょっと前に『桜蘭高校ホスト部』の11巻も読んだけど、もー、本当にどうでもいい展開。頼むから終わってほしい(新刊出れば買ってしまうので)。

今は山本直樹が連合赤軍のことを描いているという『レッド』が読みたいと思っているのだけれど、なかなかそのへんの本屋ではお目にかかれない。

きょうから10月なので、アニメの初回を見逃さないようにとドキドキしている。
いや、別に、そんなには見ないですけどね、たぶん。