やっと「イノセンス」を見た

2004-10-10 14:26:33 | Weblog
台風一過のはずが、なんともはっきりしないお天気。
久しぶりに息子と教会に行き、買い物して帰ってお昼ご飯。
三連休も半分終わっちゃったさみしさに、またまたDVD三昧。

きょうは「イノセンス」を観る。
おまけについてきたガイドDVDには、「鑑賞前」と「鑑賞後」という指示がある。
とりあえず「鑑賞前」を観る。まあこれはだいたい理解していたことの確認という程度。なんの予備知識もなく「イノセンス」を観るひとには親切なのだろう。

そして本編。うう。やっぱバトウがガイノイドの素子にベストを着せかけるところはいいなあ。「変わってないわね」という台詞に泣く。ちなみにこのシーンは、バトウのベストなら随分大きいはずなのに、ガイノイドにちょうどいいサイズになっているというんで矛盾があるわけなんだけど(笑)。

続けて映像特典のオーディオコメンタリーを観る。これって、本編を見ながら押井守と西久保利彦が「あー、このシーンは苦労しましたねえ」とか「ここ案外うまくいってますねえ」なんてことを延々と語り合っているものなんだけど、とにかく本編すべて流しながら(たぶん全部ですよね?)語っているので、映画をもう一回観ることになるわけ。いやあ面白かった。
バトウが電脳ハッキングされたコンビニのシーン、CGIで10ヶ月かかっているとかね。トグサが電脳ハッキングされてバーチャル体験を繰り返すシーンの、橋のたもとにあった巨大足のオブジェは実際にモニュメントを作成したうえでアニメに起こしているとかね、制作者のこだわりみたいなもんがすごくあって、へー、とかひゃー、とか思いながら観てしまった。

押井さんとジブリの鈴木さんの対談も面白かった。宮崎駿と押井守の違いと共通点とかね。以外に深い話が交わされてました。身体性の話とか家族や他者のことなど、それなりに考えてみたいテーマがてんこもり。

そんなこんなでようやく「鑑賞後」のガイド。これがさあ、NHK番組かよ、ってナレーターが入っていて笑った。オープニングの人形の目に映っているものも、ようやくわかりましたよ。

全部を観終えて思ったことは、やっぱり「攻殻機動隊」(映画の1)のDVDを買おうということでした。