新風館/ShinPuhKan が二度めのオープンです。
旧新風館オープンが2001年。当時、母と出かけて、確か生地屋さんでスカートを仕立てるための黒レース模様の生地を買った記憶があります(=この生地はスカートになる機会のないまま実家に眠っています・・・)。
母は可愛いスタンプセットを買いましたね。(=これも食器棚の引き出しに眠っています・・)
烏丸御池駅の近くなので立地は悪くなかったのですが、なんでしょうか、当時は地味な印象でした。
そして2016年に閉館。
今回2020年は再びの開業ですが、コロナ禍でオープンが遅れて、この6月11日にようやく!
というわけで、雨の中、オープン最初の週末に出かけました。館内にはアップリンク京都が入りましたから、これは一度みておかなければ!ということです。
まだまだ感染予防対策が厳しいので、人数制限があり、入り口で整理券をもらって入館。
でも、アップリンク京都やエースホテル京都に用がある人は、整理券なしで直接入れる入り口もあります。
わたしは、「映画関係者です」と言い切って(=嘘ではない!)、列をせずに入らせてもらいました。
今は、「見逃した映画特集」が6週間で113作品ですから、きょうは何やっとるんかいな、とちょっと検索してから行くのがいいですね。毎日、複数の映画が入れ替わりでかかってますからね。
売店もあれば映画の関連グッズコーナーもあって、展覧会によくあるビデオ上映室みたいな空間で特別映像を観られたりりします。なので早めに行っても待ち時間、手持ちぶさたということはないかな。
ただ、今回は映画一本を観る時間はなかったので、その後、エスカレーターで新風館視察へ・・・。
あらあ、雨に濡れた中庭、なかなかいい感じ。
この手前左にある彫刻が、京都在住の名和晃平さんの作品(=フランスでのジャポニスム2018ではパリのルーヴル美術館のピラミッドに透けてみえた黄金色の彫刻が名和さんの作品でした。すごいことです! 一度、アトリエでフランス人対象に通訳をさせていただいたことがありますが、その発想の斬新さと素材のユニークさ。私の日常ではおそらく使わないであろう単語をにわか覚えで口にしていたような記憶があります・・・)。
滴が地面に落ちて広がる様子を表現しているらしいですが、たしかにお寺の吊り下げ型の「とゆ」を想起させますね。
おトイレもグリーンの丸いタイル張り、モダンなデザイン。誰もいなかったので思わず写真撮りましたわ。
木の使用もそうですが、この丸タイルの色味が和なんです。なでなでしてきました。
京都ぽい和の色味は、宴会場のフロアーにも。
この日は誰もいなくて!(まだオープンして3日目ですし、このコロナご時世で宴会も当分開かれないでしょうから)堂々と待合いスペースで写真を撮れる環境でした。
贅沢。
新風館の前身は1926年に竣工した「旧京都中央電話局」。
設計は近代モダニズムの先駆者:吉田鉄郎さんらしいです(=コンセプト・ブックより)
なので、京都市指定・登録文化材に登録されている建物自体もそうですが、その精神を受け継いでか、内装も京都の伝統とモダンを融合したデザインになってますよね。
アメリカ系の「エースホテル京都」も入っているのですが、きっと部屋のインテリアはそんな感じなのかな。
まだインバウンドが戻ってない今こそ、泊まるチャンスですよ。
というわけで、雨の京都もよろしおした。
帰りに寺町京極でスニーカーもみつけたし! (=これがたまたまパリのブランド。抗いがたい誘惑に勝てませんでした。その後、NHKのEテレの英会話番組をなにげに見ていた時、英語の先生が色違いを履いていらっしゃるのをわたしはみつけてしまった。毎週お履きになっているのか、今度、チェックしようと思います)。