パリ時代の同窓・千奈ちゃんこと永田千奈さんの最新の訳書が刊行されました。
『狂女たちの舞踏会/Le Bal des folles』(ヴィクトリア・マス/Victoria Mas)
19世紀末、パリのサルペトリエール精神病院、シャルコーと聞けば、のぞいてはいけないような、一瞬、足がすくむ人もいるかと思いますが、読み始めればひきこまれること間違いなし。わたしはまだ手に取ったばかりなので、一章を一気に読んだばかりですが、冒頭、意外に柔らかで穏やかな空気感になにかが起こりそう・・・という予感。
すでにメラニー・ロラン監督・出演で映画化も決まっているそうですよ。
脱線しますが、メラニーといえば、タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』での赤いロングドレス姿が印象的。役柄とはいえ、その豪胆ぶりが、お飾りでは終わらない女優の気配を感じさせていました。
実際に取材でお会いしてみると、華奢で小柄。スクリーン上でのマヌカン並みのスケールの大きさを予想していた私はびっくり。でも、ウィットに富んだ受け答えに、う〜ん、小粒でもピリッと辛い山椒の粒みたいな人かも、とひとり納得してうなずいていましたよ。
監督作としては、フランスであれよあれよというまに大ヒットしたドキュメンタリー『Tomorrow/パーマネントライフを探して』は観た人もいるかな? とにかくちょっとただ者ではない人です。
なので、『狂女たちの舞踏会』を監督、というニュースはさもありなん。
とはいえ、日本公開はまだまだ先だろうから、まずはヴィクトリア・マス著・永田千奈さん訳の本書で話題を先取りしましょう!
そうなんですよ、少女みたいでした。
そういえば、ユペールも160cmくらい。
フランス女性は小粒のほうがパワフルなのかも!
機動力が高い?
コロナ禍でお姿と通訳とファッションをテレビでおみかけできず、さびしいです。人見さまのファッション、とても楽しみにしておりましたので。
メラニー・ロランといえば、私にとっては『オーケストラ!』(2009年)の女性ヴァイオリニストです。マドンナ的存在で、可愛い美しかった~
『リスボンに誘われて』や『ミモザの島に消えた母』など文芸路線の彼女しか知りませんが、自らは硬派作品を監督をするなど、見た目からは想像できない芯のある女性みたいですね。
お元気ですか。
ほんとうに。コロナはお洒落のワクワク感も奪います。
近所への買い物も、出来るだけ赤い帽子(綿製)かぶったりして、ひとりで気分をあげてますが、ほんの一瞬。やれやれな感じです。
メラニー・ロラン、お詳しいのですね。
次回監督作も日本で公開されることを期待しましょう! いけそうな気がします。
GWはゆっくり読書しようと思っていたので早速本屋さんに求めに行きます^^
まとまった時間がとれるGWに、窓からの風を感じながらじっくり読書は優雅なひとときです。
わたしも数冊、読破しようかと思ってます!
またChikaさんのお好きなフランス人作家さんなども教えてくださいね。
Bonne lecture ! y
GWが思いのほか時間がなく、先日「狂女たちの舞踏会」を読み終えました。ちょうどAmazonで映画も公開され、タイムリーに映画も観ることができました。小説も映画も素晴らしかったです。小説で、ひとつひとつのシーンがイメージとして浮かび、映画も、ストーリーは少し異なりますが、小説を読んでいたイメージと重なり感動しました。メラニー・ロランさんは、初めて拝見しました。知的できれいな方で、あっという間にファンになっています。
「アルジェリア、シャラ通りの小さな書店」から小説を読み始め、次はタチアナ・ド・ロネの小説を読んでみたいです。こちらは先に映画を先に観ました。小説はもっと深く読むことができそうと思い、読んでみたいと思います。
フランス映画も、小説もとても魅力的ですね。人見さんのお勧めのフランスの小説も伺えましたらうれしいです。
小説も読み、映画も観て下さったとは嬉しい限りです!
わたしもアマゾンプライムで配信が始まったばかりの作品(タイトルが原題と違いましたね)を早速観ました。アマゾンにとってはフランス映画オリジナル作品は初めてのようで、さすがメラニー・ロランは話題作りが上手いなあと感心します。フランスのメディアでは話題になっていましたからね。
わたしのオススメのフランス小説ですか! 翻訳されている現代小説というと・・実はあまり読んでいないのです。フランスの友人から送られてくる最新の小説はマイナー過ぎて、日本語に翻訳されていないですしね・・・。
ちょっと考えてみますね。