Herb&Spice Kitchen すみれ堂

簡単・ヘルシーなハーブ&スパイス料理レシピ
あたたかな日常の中で感じたあれこれや
手作りの楽しさなどを綴っています。

3/29(Sun) その3 書写山・円教寺

2009年04月02日 | おでかけ
まだ続くの?と、つっこまれそうですが・・・

先日のお出かけ、最後は姫路市の北部にある
「書写山・円教寺」。
ここは映画「ラストサムライ」のロケ地で、
以前からずっと行ってみたかったのです。

山頂の円教寺まではロープウェイで上ります。
山々の斜面に山桜がちらほらと咲き、
全体にうす紫色のベールがかかったよう。

山上駅からお寺まで、すっくと天に向かって
伸びていく大木や、地面を柔らかに包み込む
苔の緑に守られた、清々しく、
高貴な空気を感じながらのんびりと歩いて行きます。

権現坂と言う長い坂を上りきると、
思わず「あっ!」と、声を上げてしまうほど、
荘厳な摩尼殿の姿に圧倒されました。

隣を歩いていたおじいさんが
「あらあらあらあら~~!!これはびっくり~~!!」
と、驚嘆しているのに、私も「すご~~い!!」と、
つられてしまいました。


左は摩尼殿正面。右は縁の下の木組み、かっこいい~~~!!


写り良くないけど・・・左が食堂(じきどう)右が大講堂。
「ラストサムライ」のシーンが思い出されました。

人の造り出した物と、自然が一体となって、
まるでこの山の奥深くから根を生やしているような、
どっしりと力強く、雄大な建築物でした。

私は特定の宗教に属している訳ではなく、
一般的な日本人としての漫然とした信仰心しか
持ち合わせていませんが、
お寺や神社の建築としての美しさと、
そこにいるだけで何とも言えぬ
懐かしさを感じる瞬間が大好きです。

神様仏様を崇める、というよりも、
そこに集う色々な人々の「想い」を
そっと手のひらですくいあげるようにして、
天に返す場所だと感じるせいでしょうか。

その場所を造った人々の想いが込められた
「かたち」は消えること無く、
今も、そしてこれからもずっと、
大切に守られて行く。
そこにまた美しさを感じます。