OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

いえ、ちっとも暑くありません

2006年08月05日 | 母のこと
暑い!
午後4時半は、まだまだ陽が高く気温も高いけれど、意を決してOT園へ。
OT園では、窓にしっかりヨシズをめぐらし直射日光を防いだ上で、空調をしているので、ヒヤッと寒いくらいに感じる。
母は、半袖のTシャツの上に若草色のマーガレットを羽織り、その上にもう1枚カーディガンを着込んでいる。

お茶(今日は夫が買ってきた水羊羹と品川巻き少々)の後には、恒例の散歩に出かけた。
日射しよけにしっかり帽子を持って出かける。
「カーディガンは脱いだ方がいいと思うよ」
「寒くないかしら?大丈夫?」
「平気、っていうかすごく暑いから」
とんちんかんな会話を交わした後、外へ出る。
「アラ、ずいぶん風がぬるいわね、お湯みたい!」
「お母さん、8月だもの、外は暑いのよ!」
このところ同じ問答を毎回繰り返しているような…。

もう夕方なので影が長い。
この時間の散歩なら多少涼しく、強い日射しに当たらなくても一回りしてくることができる。
でも、45分ほど車椅子を押しての散歩は、やはり暑く、顔から汗が流れ出すのが分かる。
重いものを押しながら歩くのだから、負荷がかかって、普通に歩くよりはカロリー消費も多いはず。
多少はダイエット効果もあるのでは…と淡い期待を抱きながら、いつもの行程を歩き終え、OT園へ戻る。
「アラ、残念!もう終わりなのねぇ」
座っている母は涼しい顔だ。

「お帰りなさい!暑かったでしょう」と、職員さんが声をかけてくださる。
「いえ、ちっとも暑くありませんよ。今日は涼しいくらい!」と母。
「そうなの、お母さんは暑くないのよね、暑かったのじゃ私だけ!」
思わずグチってしまった…。