OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

さよならペーター先生!

2005年12月01日 | マジャル語
マジャール語のペーター先生が急におやめになると言う。
別の就職が決まって、まあ、ご栄転と言ったところ。
喜ぶべきなのだけれど、とても気に入っていたクラスなので、私としてはとても残念!

先生は、私たちを呼ぶ時、男の人には「u'r」、女性には「kisasszony」という敬称を使われた。
このkisasszonyというのは「お嬢さん」の意味で、本当ならわたしにはkisを取った「asszony」(夫人、おばさん)の敬称がふさわしい。
「先生はハンガリーの男性だから、女性にはとても気を遣われる、だから、全員にkisasszonyをつけるのだろう」というのが、同じクラスの日本人男性の解説。
まあそのとおりなんだろう。
でも、「K子kisasszony」と呼ばれると、とても嬉しかったのよね~。
だって日本語で、「K子お嬢さん」なんて呼ばれることは決してないのだから。

今日はその最後の授業。
今度みえる新しい先生が見学なさる中、淡々と平常と同様の授業。
いつもながら、この授業は充実していて、よそ見をする暇もない。
必要事項を書き留め、先生からの問いかけを考え、イントネーションに気を付けながら文章を音読する。
1時間半があっという間に飛んでいき、終わるとどっと疲れが訪れる。
もしかすると、一週間の中で一番頭を使う時間かも。
そして授業の終わり、先生は全員に名刺を下さり、「とても楽しいクラスでした。ありがとう。さようなら!」と結ばれた。

最後に教えて頂いたハンガリー語の別れの挨拶、「Minden jo't kiva'nok!」。
「すべてが良いようにと希望しています。」と言った意味だと思う。
簡単だけれど、素敵な言葉だなあと思った。