昨日は冷たい雨が降った。
ほんとうはお墓参りに出かけようかとも思っていたのだが、雨に遭うのがイヤで断念。
傘も、コートも持っているし、濡れても溶けちゃうわけでもないんだけど、やっぱり雨の日の外出は億劫になる。
お墓参りを思い立ったのは、昨日が弟の誕生日だったから。
いなくなってもう4年が経つけれど、それでもなんとなくそれを指折り数えている自分がいる。
その2日前の、我が息子の誕生日はすっかり忘れていたのにね!(息子については、もういいお嫁さんがいてくれるし、いい家庭で幸せだから、私の出る幕はないのよ)
雨が降って少し憂鬱な気分の中、久しぶりに昔のメールを読み返した。
弟の死を、弟の友人・知人に知らせ、弔辞に答えているやり取り。
あの時の胸がつぶれるような重いが蘇った。
でも、その時期には同時に、ricoちゃんの誕生と次男の入籍もあって、メールのやり取りは相手によって全く趣の違うものとなっている。
おめでとうとご愁傷様が並立している不思議な時間。
すごく混乱して、無我夢中だったことだけ記憶しているが、けっこういろんな人とメールで会話していて、冷静になろうとがんばっている自分が見て取れる。
弟とのメールもまだ残っている。
でも、それはまだ読む気力が湧かない。
いつかゆっくり読んで、弟を偲びたいけれど、まだしばらく時間が必要のようだ。
雨の午後、弟の生まれた日に、弟がいなくなった時のことを振り返るなんて、ちょっと変だったけれど、久しぶりにゆっくり弟のことを思い出した。
お墓参りよりも、彼のことを偲んだかもしれない。
11月は、父の誕生日、祖父の命日とメモリアルが続く。
お墓にはその辺りで再トライしようかなと考えている。
それまで待っててね!