OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

だるまさん

2012年11月17日 | 家族の話題

お産の手伝いで、息子のうちに泊まっていた時のこと。

あ~ちゃんが生まれたと聞いたricoちゃんは、さっそく「お父さん、ダルマ出して!」と要求、自らペンを持ってきて、きっぱりとした態度で白く空いていたもう一方の目を描き入れた。

ママのお腹が大きくなって、お腹の中であ~ちゃんが育っていったのと同時に、ricoちゃんの頭の中でも姉としての自覚が育ち、家族という意識が育ったのだと強く感じた出来事だった。

 

彼女が目を描いたダルマさんは、今年の1月末に我が家のそばで開かれるだるま市で購入したもの。

昨年から、ricoちゃんもだるま市へ一緒に行くようになって、古いダルマを納め、新しいダルマを持ち帰るという習慣を覚えた。

そして、ダルマを持ち帰ったら、まず片目を入れる。

「今年もみんなが幸せで、いいことがいっぱいあるようにとダルマさんにお願いするのよ」

「お願いが叶ったら、もう一つの目を描いてあげるの」

そんな両親や私の言葉をちゃんと頭の中に止めていたのだろう。

赤ちゃん誕生のニュースを聞いて、すぐ目を描き入れるというのは、あ~ちゃんの誕生を祝うすばらしい行為だと、とても感動した。

 

「おばあちゃんも、おばあちゃんちのダルマさんに、お目々描いてあげる?」と聞くので、「おばあちゃんはね、Y子ちゃんの結婚式が終わってからにしようと思ってるのよ」

お陰様で、娘の結婚・披露宴も無事終了したので、我が家のダルマさんにも感謝して目を入れることにした。

 

 

ホラね、なかなか凛々しいお顔立ち。

大きな両の眼で、来年の一月末まで、あと2ヶ月余り、我が家を見守って下さいね。