パリ2日目。
今日も、美術館オープン時間作戦を決行しなくては!
とはいえ、昨日よりも少し遅めの時間に出発。
目指すのは、オランジェリー美術館。
有名なモネの睡蓮の部屋が見たい。
メトロから地上に出ると、「あ~、エッフェル塔が見える!」
昨日はサンジェルマン界隈からでなかったので、今回初めて見るパリらしい景色。
手前に見えるのは、チェルリー公園。
ここを突っ切って、一目散にオランジェリー美術館へ。
ほぼ開館時間に、入館できた。
そして、まっすぐにモネの部屋へ。
睡蓮の部屋は、2部屋。
いったいどこに掛けるつもりで描いたんだろう、大きな睡蓮の画に囲まれた部屋で、近くから、遠くからゆっくりと画を眺めた。
印象派の絵だから、近くに行けば行くほど、何が描いてあるかわからなくなる。
遠くに下がって眺めると、画の全体が見えてくる。
人がまばらな部屋だからできる贅沢な鑑賞法で、2部屋の睡蓮を楽しんだ。
(ここは、禁写真なので、画像はなし)
その後、下の階で、印象派の絵画をたくさん鑑賞。
でも、モネの睡蓮の強烈な印象から抜けられず、まああっさりと鑑賞。
これが東京での展覧会だったら、大勢の人をかき分けて行列で見るんだろうけれど、ここではゆっくりと眺められる。
ミーハーの私だから、混まない分、ちょっと力が抜けるって言うか…。
でも、ちゃんと眺めてきましたよ。
下の階を眺めて、美術館から退出する前に、もう一度睡蓮の部屋に行ってみた。
もう、大混雑。
ゆっくり見るどころではない。
良かった!
やはりオープン時間作戦、大成功
午前中はまだあるぞ~!
娘に、もう1箇所美術館鑑賞を提案してみたら、あっさりとOKが出た。
メトロを乗り継いで、ジャックマン・アンドレ美術館を目指す。
ここは、パリの中でも、大使館などが多くあるお屋敷街にあるらしい。
美術館を探しながら迷う道の脇には、黒塗りの高級車が止まり、運転手らしい人が談笑している。
チェルリー公園では、ちょっと怪しい若者がすぐに寄ってきて「署名してくれ」なんぞというので、落ち着いていられなかったけれど、ここはなんだかゆったりと歩いていられる。
さあ、着いた!
個人のお家だったという美術館、ここがエントランスです。
すご~い!かっこいい!
そして、ここがお玄関。
フムム、すごいわ~!
家の中も豪華、豪華。
展示品もすばらしいけれど(レンブラントの絵が普通に飾ってあったりする!)、部屋の作りやインテリアに度肝を抜かれつつ、楽しく見学。
ここで暮らすって、どんなふうだったんだろう。
お金持ち?
ちょっと想像も付かないほどだわ!
美術館の帰り道、可愛い車を発見。
白と赤の可愛い車数台に、「ボンジュール、パリ!」と描いてある。
あんまりかわいいので、シャッターを押していたら、「これどうぞ」とクッキーを押しつけてくる。
「訳のわからないものは決して受け取らないこと!高額な代金を請求されますよ」と、ガイドさんに脅かされていたから、「no,thank you!」と断る。
ところが、「no,no,madam! It's free」というではないか!
思わず、「ただなの~?どうもありがとう」
そして、おなじように他の男の子からクッキーを押しつけられ、断っている娘に、「ねっ、これただだって。レストランの開店の宣伝なんだって!」と、大きな声で教える。
娘も、とたんに表情を変え、「メルシー!」
なんて、現金な親子なんでしょ!。
可愛いクッキーは、もちろん大事に日本まで持ち帰りましたよ!
「もう一つ美術館にいってもいい?近くにあるんだけど…」
この提案はあっさり却下された。
近くのレストランでお昼を済ませたあと、パリの中心部にあるギャラリー・ラファイエットというデパートへ。
一日目のル・ボン・マルシェと同様、ラファイエットの食料品部門もすごく充実しているとのことなので、視察は欠かせない。
はい、ラファイエットでも、あれこれ買い込みました。
トリュフオイルやチーズなんかをね。
ここは、中心部なので、とにかく日本人観光客が多い。
ジャン・ポール・エバンのショップなんて、日本人のお客さんが大勢並んでました。
そして、その後、シテ島に移動。
5時過ぎに、ノートルダム寺院に用事があるので、その前に、コンシェルジェリーとサント・シャペルを見学する予定。
二館共通のチケットを買おうとしたら、「もう遅いから2館を見るのは無理」と断られた。
仕方がない、サント・シャペルだけを見学することに。
ステンドグラスがすばらしいことで有名なこの古い教会。
娘はなんの予備知識もなかったらしく、ちょっと不機嫌だったけれど、建物に入るや、「すごい!」とつぶやき、夢中で見学。
私は二度目だったけれど、この教会のステンドグラス、何度見ても息を呑む!
2日目スケジュールはまだ終わりませんが、長くなったので、今日はここまで。