2月もいよいよ終わり。
お雛様の季節。
今年は娘が嫁に行くというので、なんとなくお雛様の顔を見ても、例年とは違う思いがある。
新しいと思っていたこのお雛様も、いつのまにかもう20数年が経つんだなぁ。
長かった子育てもいよいよ終わり。
ありがたいけれど、ちょっと寂しいものですね。
これが娘の木目込みの親王雛。
結婚直前に買った奈良の一刀彫り。
これはもうそろそろ60年になんなんとする私のお雛様。
立派なアンティーク?
娘が生まれた年に、お茶の先生がハマグリとシジミで作ってくださったお雛様。
お夕飯に食べた貝で作ったとおっしゃっていたけれど、この貝殻たちはゴミ箱に行かず、毎年我が家の雛祭りを賑わしてくれている。
不思議なご縁ですね。
これもミニ雛。
椿の上でひしと抱き合う一刀彫りのお雛様。
玄関に飾っておいたのに、先日、ふと見ると椿の花しかない。
えっ?駆け落ち?
あわてて探したら、玄関の隅で抱き合っているところ(?)を発見。
いつも仲良しの二人です。
OT園に飾っているガラス製のお雛様。
母がOT園に入居した年に購入した。
これも去年は行方不明で、母の部屋のどこを探しても見つからなかった。
でも、今年は早々と棚にお出まし。
母はこれをどこに仕舞い、どこから出してきたんだろうか…?
古いお雛様の多い中で、この二人は今年の新顔。
だって、OT園の部屋に飾るお雛様がないと思ったから、買ってきたんだけど。
今、母の部屋には二組のお雛様が、澄まして座っています。
以上、雛祭りを前に、恒例のお雛様紹介でした。
「お雛様を見に来てって伝えてね」と、娘のフィアンセを誘っておいた。
彼は見に来て、娘の歴史を感じてくれるかな…。