実家の庭の紅梅が咲いた。
いつもなら1月に入るや咲き始めるのだが、今年の乾燥と寒さの影響で、やっと満開に。
亡き父の思い出の花。
せっかくなので、大きな枝をチョキンとやって、家に持ち帰った。
お雛様の横に飾ると、とてもJapaneseで、素敵です。
この梅、香りも強い。
馥郁たる香りというのはこんな匂いなのかな…。
寅屋の羊羹に「夜の梅」というのがある。
こしあんの羊羹の中に、いく粒かの大納言を忍ばせてあり、黒い切り口に大納言の粒が見えるのを、闇夜に浮かぶ白梅にたとえてあるのだという。(今日の「ちいさんぽ」でそう言ってた!)
私は、「夜の梅」と聞くと、梅の香を思う。
暗い夜道に、ふうっと梅の香りが漂って、「あぁ、梅が咲いているんだなぁ」と足を止める。
こんな光景がうかんで来ませんか?