OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

小さな自己主張

2011年12月06日 | 季節の話題

一年のうちに何度か、宝石のように美しい日に会うことがある。

今日はどんより曇り空だったけれど、昨日はそういう美しい一日だった。

思わずカメラを持ち出して、シャッターを切ったけれど、私の腕で、その美しさが伝えられるかどうか…。

 

前々日まで降っていた冷たい雨のおかげで、モミジが一気に真っ赤に変わった。

 

 

見慣れた景色も、暖色に染まって、青空との対比が本当にきれい。

 

 

春の若葉もきれいだけれど、この季節の木々の美しさは名残りの美という感じで、心を奪われる鮮やかさ。

冬の寒さが訪れる直前の、自然からのプレゼントかもしれない。

 

そんな中でみつけた小さな自己主張。

 

 

これです。

クチナシの生け垣に、こぼれて生えたモミジの木。

普段はひっそりとクチナシに紛れて目立たない。

きっちり四角に刈り込まれて、大勢のクチナシに圧倒されているようなのだけれど。

この季節になると、葉をみごとな赤に染めて、「私はここにいるよ!」と燃え上がる。

 

毎年のことだけれど、この季節になんだかいとおしい小さいモミジ。

クチナシの足元で、こんなにがんばってます。