トゥーランドット＠赤坂アクトシアター

風邪をひいた。
もう寒い季節は終わったと思っていたのに。
日曜の夜からゾクゾクが始まり、月・火は38℃の熱が出てダウン。
節々は痛いし、咳は出るし、頭はフラフラするし。
二日間、犬を抱えて、布団で過ごした。（うちのくうちゃんはとても付き合いが良く、ず～っと一緒に昼寝していてくれた）

二日間、布団の中でず～っと気にしていたのは、今日のこと。
何ヶ月も前から楽しみにしていた、「トゥーランドット」果たして行けるのだろうか…？

朝起きると、昨日よりは少しまし、症状も軽くなっているようだ。
「いっしょにお昼を」と約束していた友人達には先に行ってもらって、わたしは開演時間ギリギリに劇場へ滑り込んだ。
コートを着て、襟巻きをして、マスクを付けて、「春の観劇」にはほど遠い野暮な姿ながら、とにかく観られれば文句なし。



ここが、赤坂アクトシアター。
岸谷五朗、中村獅童、早乙女太一、安倍なつみ、アーメイなどなど、豪華なプリンシパル。
そして、アンサンブルの中に、応援しているバリトンの中西勝之さんが。

ストーリーは、オペラの「トゥーランドット」を下敷きにしてはいるものの、全く違うもの。
でも、舞台装置も豪華で、役者陣もなかなか達者で楽しめた。
そして、民衆の一人として出演なさってた中西さん、友人は「見分けられな～い！」と嘆いていたけれど、わたしは最初の場面からちゃんと見分けていましたよ！
彼が出ているときには、ちゃんと視線を固定して。
フィナーレの楽しそうなダンスのシーンまで、しっかり見届けた。

途中、咳が出たり、まぶたが重くなったり（眠いわけではなく）したけれど、風邪に負けることなく観劇。
あ～、楽しかった！