スマートエネルギークラスター戦略の必要性

　アメリカのスマートグリッドはスマートグリッドシティ（コロラド）、グリーングリッド（ニューメキシコ）等での電力ネットワーク構築に加えて、次のフェーズである地域におけるイノベーション・新産業創生、雇用拡大等の「エネルギークラスター」形成に移ってきています。
　Northren Colorado Clean Energy Cluster（こちらをご覧ください）,FortZED（こちらをご覧ください）がその一例で、９月２２日から２４日にワシントンDCで開催されたGridwise Week（チューDOE長官が基調講演）でもかなりな反響がありました。
　思えば、私が提唱した「シリコンバレーモデル」（「スマートグリッド革命の本質とは何か」（こちらを参照してください）は、ITネットワークの構築とIT産業クラスターの形成とが対になっています。そしてIT産業クラスター同士の国際連携が進むという構図でした。
　私が予測していた展開となってきました。スマートグリッドもスマートネットの構築とST（スマートテクノロジー）クラスターの形成が対となって進み、クラスター間の国際連携へと発展するのではないでしょうか。
　このようなパースペクティブのもとでスマートエネルギークラスター戦略を構築する必要があります。