低炭素投資促進法が成立

　「エネルギーを巡る経済的社会的環境の変化に対応した製造事業の促進に関する法律」（低炭素投資促進法案）が国会で成立しました。ポイントは、次の２点です。

１　低炭素型製品開発・製造に対する低利融資
　低炭素型製品の開発・製造に対しては、アメリカ、ドイツ、フランスなどで低利・長期の金融支援がなされていることにかんがみ、日本政策金融公庫が財政投融資貸付を原資とした低利・長期資金を指定金融機関に供給し、事業会社へ融資するツーステップローンを講じる。

２　中小企業が低炭素型設備を導入する際のリース保険の特例
　低炭素型設備の導入は初期投資のコストが高く、中小企業等ではなかなか進んでいない現状にかんがみ、事業者の倒産などによりリース会社がリース料を回収できなくなった場合に、指定法人がリース残料の一部を支払う保険契約を結ぶ新たな制度を創設する。