エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

北海道グリーンファンドによる家庭の減CO2と中小企業のマッチング

2008-12-26 00:04:28 | Weblog
グリーン電力証書も環境価値を流通させようとするものであり、ある種のエコポイントと言えます(エコポイントとの違いは、後者が環境価値のみならず貨幣価値をも有すること)。
北海道のNPO北海道グリーンファンドは、このグリーン電力証書を活用して、家庭の減CO2と地域の中小企業等をマッチングするユニークな試みを展開しています。
この事業では、家庭における新エネルギー導入(ペレットストーブ、太陽熱温水器等)や省エネルギー実施などの減CO2行動によるCO2削減量を算定し、それによる温暖化防止効果を明確にしたうえで、CO2削減クレジットや太陽光発電などの自家消費分の環境価値をグリーン電力証書であらわし、地域の中小企業やコミュニティビジネスが購入するためのマッチング事業を行うというものです。
成否のポイントは、地域の家庭と中小企業・コミュニティビジネスをつなぐ企画提案力で、今後の動向が注目されます。
北海道グリーンファンドは、風力発電を推進する市民発電事業としてスタートしてものですが、今ではこのような市民風力発電は全国で11基あります。地域的には、北海道のほか、青森県、秋田県、茨城県、千葉県ですが、この事業は今後の市民発電事業や地域の環境エネルギー運動のビジネスモデルを検討する際の大きな参考になりそうです。
北海道グリーンファンドに関しては、こちらをご覧下さい。
また、このような市民運動の展開に関してご興味のある方は、こちらをご覧下さい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿