エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

週刊エコノミスト等に新著『スマートグリッド「プランB」』に対する書評が掲載

2012-06-20 06:08:55 | Weblog
週刊エコノミスト2012年6月12日号に、私の新著『スマートグリッド「プランB」~電力大改革へのメッセージ』に対する書評が写真入りで掲載されました。ほぼ同じ論調で、6月17日の日本経済新聞(日曜版)でも書評が掲載されました。エコノミスト書評の要旨は、以下の通りです。

「311後、恒常的な電力不足に悩まされる現状を抜本転換させるため、今までの供給に重点を置いたスマートグリッドではなく、近い将来実施される電力小売り完全自由化、発送電分離を視野に入れた市場・技術,制度改革の相互連動を実現し、日本全体の電力網を変えるスマートグリッドの「プランB」が必要と説く。」
「数年間で電電民営化とネットの爆発的普及と同様な革命がエネルギー分野で起こる」との予言は驚きだが、現実は動き始めている。」

上記に関しては、本年7月に新しい成長戦略である日本再生戦略、8月にエネルギー構造改革のプランがまとまります。これで、「市場・技術,制度改革」のうち従来の「技術に加え、「制度」がそろいます。残るは「市場」ですが、この「市場」の創造が最も難しく、英知が必要なところです。
スマートプロジェクト(」http://www.smartproject.jp/)としては、参加世帯数の高まり、社会的な関心の増大など「国民運動」としての盛り上がりを見せている「家庭の節電行動2012」(http://www.smartproject.jp/wp-content/uploads/pdf/120523_savepower_details.pdf)や「足利市民総発電所」(http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/page/souhatsuden.html)の支援準備などを進め、「市場創造」のパイオニアとなる覚悟です。


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