「民生部門のCO2排出削減を加速化させるため、国内クレジット制度を拡充する」(産業構造審議会)として日本としては、イギリス政府の関連した政策展開が非常に参考になります。
まず、イギリス政府は、2010年から2020年までの10年間で、100億ポンドを投じ、4,700万のすべての家庭、オフィス、工場を対象に電気・ガス対応のスマートメーターを導入しています。
また、2010年4月より、国際条約やEU-ETSでカバーされない大規模事業所(年間6,000MWh以上の電力を消費)であって、スマートメーターを設置しているものを対象に、炭素削減義務を課しキャップトレードの排出量取引制度をオークション方式で導入しています。
CRCと呼ばれるこの制度では、各主体の排出枠は入札で決まります。3年間を試行期間として、その後本格的に導入されます。
クレジット価格は、3年間の試行期間中は、トンCO2当たり12ポンド(約1,800円)と固定され、その後は入札で決められます。入札益は、年間で5,500万ポンド(約1,100億円)になると見込まれています。
EU-ETSとの関係は、EU-ETSのクレジットをCRCクレジットと交換することはできますが、その逆はできません。
まず、イギリス政府は、2010年から2020年までの10年間で、100億ポンドを投じ、4,700万のすべての家庭、オフィス、工場を対象に電気・ガス対応のスマートメーターを導入しています。
また、2010年4月より、国際条約やEU-ETSでカバーされない大規模事業所(年間6,000MWh以上の電力を消費)であって、スマートメーターを設置しているものを対象に、炭素削減義務を課しキャップトレードの排出量取引制度をオークション方式で導入しています。
CRCと呼ばれるこの制度では、各主体の排出枠は入札で決まります。3年間を試行期間として、その後本格的に導入されます。
クレジット価格は、3年間の試行期間中は、トンCO2当たり12ポンド(約1,800円)と固定され、その後は入札で決められます。入札益は、年間で5,500万ポンド(約1,100億円)になると見込まれています。
EU-ETSとの関係は、EU-ETSのクレジットをCRCクレジットと交換することはできますが、その逆はできません。
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