エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

アメリカと日本の「需要応答」最前線<その10;豊田市の需要応答&エコポイント>

2012-12-03 06:59:13 | Weblog
 毎週「環境ビジネスオンライン」にウェブ連載している「見えてきたスマートグリッド
新しいスマートコミュニティ構築へ」に、「アメリカと日本の需要応答(デマンドレスポンス)最前線<その10;豊田市の需要応答&エコポイント>を掲載しました。
 その前半部分は、以下の通りです。

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 今回は需要応答(ディマンドレスポンス)の最前線第10回目として、豊田市のHEMS実証事業における需要応答&エコポイントの取り組みについてご紹介します(項目の目次;1.豊田市におけるHEMS実証事業、2.家庭における需要応答とエコポイントの実証、3.エコポイントは「楽天Edy」として付与)。

<豊田市におけるHEMS実証事業>
 国のスマートコミュニティ実証事業の対象地域である愛知県豊田市では、「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」(Smart
Melit;Smart Mobility & Energy Life in Toyota
City)が推進され(プロジェクトの全体像に関しては、こちら<http://www.teitanso-toyota-city.com/>)、2011年6月に分譲を開始した同市東山、高橋町にある家庭67世帯において、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)に関する実証事業が進んでいます。
 参加世帯はネットワークにより地域にある「エネルギー・データ・マネジメント・システム」(EDMS)に接続され、パソコン、スマートフォン、フォトフレームなどから、①各家庭や地域全体のエネルギー使用状況、太陽光発電の発電量、CO2排出量の見える化、②季節に応じた省エネ方法をアドバイス、③CO2排出削減量や太陽光発電による発電比率に関する地域内でのランキング表示などのサービスが受けられるようになっています。
なお、豊田市のEDMSの詳細に関しては、こちら<http://jscp.nepc.or.jp/article/jscp/20120831/321527/>を参照ください。

<家庭における需要応答とエコポイントの実証>
 電力会社が家庭向けに供給する電気料金の単価は、一般的に1kwh当たり21円前後に固定され、時間帯によってダイナミックに変化させることはできません。そこで、豊田市におけるHEMS実証事業においては、時間帯ごとの電気料金にエコポイント(プラスとマイナス)を付加することにより、疑似的にダイナミックプライシングを実現するという工夫を行っています。

(以下、略) *全文は以下にアクセスするとご覧になれます。
→http://www.kankyo-business.jp/column/003789.php

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