エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

アメリカと日本の「需要応答」最前線<その11;実用化に向けた中部電力の取り組みと政府の今後の方針>

2012-12-07 06:47:31 | Weblog
 毎週「環境ビジネスオンライン」にウェブ連載している「見えてきたスマートグリッド
新しいスマートコミュニティ構築へ」に、「アメリカと日本の需要応答(デマンドレスポンス)最前線<その11;実用化に向けた中部電力の取り組みと政府の今後の方針>を掲載しました。
 その前半部分は、以下の通りです。

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 今回は需要応答(ディマンドレスポンス)の最前線第11回目として、豊田市で開始されている中部電力の最適な需要応答サービスの開発ついてご紹介したいと思います。また併せて、政府の需給検証委員会が2013年以降の需要応答に関する基本方針を出しましたので、それについても解説したいと思います(項目の目次;1中部電力は最適な需要応答サービスを開発中.、2フラットレートと3時間帯別電灯の2つの場合に検証.、3政府の需給検証委員会は、2013年以降需要応答は必要と結論.)。

<中部電力は最適な需要応答サービスを開発中>
 前回の連載においては、豊田市のHEMS実証事業における需要応答&エコポイントの取り組みについてご紹介しましたが、これと並行して中部電力は、2012年6月から14年2月まで、前回ご紹介した「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」(Smart
Melit)の最大160世帯を対象にした需要応答の実証実験サービスを推進しており、13年夏以降本格的なサービスの展開を進めることとしています。
 この実証実験サービスにおいては、参加家庭に電力需要データ伝送装置が設置されるとともに、家庭への各種の情報提供のための端末として、タブレット端末が配布されています(中部電力のプレスリリースおよび実験の概要については、こちら<http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3187579_6926.html>)。

<フラットレートと3時間帯別電灯の2つの場合に検証>
 中部電力はすでに「Eライフプラン」(3時間帯別電灯)と呼ばれる時間帯別料金制度をスタートしていますが、今回の実証実験では、①従来の従量電灯メニュー(フラットレート)の場合に平日13時~16時のピーク時において電気料金の単価を大幅に高くしたときと②「Eライフプラン」の場合に同様の大幅料金アップをした時の2つのケースについて、需要応答の効果を検証します。
 これにより、現行プランと比べたときの電気料金の増減やピーク時間帯の電力使用量の削減効果を検証し、最適な需要応答サービスの開発を行うこととしています。なお、こうした需要応答のメニュー料金と実際の電気料金メニューとの差額に関しては、商品券やポイントなどにより実験の中で精算します。

(以下、略) *全文は以下にアクセスするとご覧になれます。
→http://www.kankyo-business.jp/column/003825.php

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