エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

「エコポイント2.0」(シリーズ;「メタ通貨」としてのエコポイント2.0)

2010-12-08 00:31:30 | Weblog
私が提唱しているエコポイント2・0は、現行の家電エコポイント・住宅エコポイントを進化させたものであり、1998年のエコマネー提唱以来登場した地域通貨、補完通貨、時間通貨、そして消費生活における各種電子ポイント、電子マネー、エコアクションポイント(EAP)、フードマイレージ、家電エコポイント、住宅エコポイントを包摂する“メタ通貨”です。
最先端ITを活用して名目利子率マイナスの貨幣の本格的流通を実現させ、真の“エコマネー(環境通貨)”であると同時に地域通貨の構想力を超える“グローカル通貨”であるエコポイントマネー2・0」を媒介として、われわれが現在のみならず、過去、未来と持続可能性をもたらす取引をすることによって、地球と未来を救うことができます。
 エコポイント2・0の特徴は4つあります。①名目利子率マイナスの貨幣であること(すなわち時の経過とともに減価すること)、②共通通貨単位としてのエコポイント2.0により最適通貨圏を構築し、その最適通貨圏において流通するものであること、③カーボン経済、CO2本位制の実現につなげること(当面はマネー経済との並行通貨制)④電子ポイント・電子マネーのシステムを活用し、発展させることです。 
 このうち①の点については、電子ポイントはすでに家電量販店のポイント、クレジットカードのポイント、携帯のポイント、マイレージ、大手スーパーのポイント、商店街のポイントなど、さまざまなものが私たちの身の回りに登場していますが、この電子ポイントの名目利子率はマイナスです。すなわち、電子ポイントの価値については有効期間中はゼロ、有効期間後は一挙に価値がなくなると言う意味でマイナス無限大です。また、発行主体が引当金を積まなければならないため、ポイントの減価の仕方は発行主体の戦略により柔軟に決められています。このようなことから、電子ポイントの名目利子率はマイナスであると考えることができます。

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