エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

拙著『節電社会のつくり方ースマートパワーが日本を救う!』に対する反響:その3

2011-06-23 06:34:36 | Weblog
再び、少し面映ゆいのですが、6月10日に刊行した拙著『節電社会のつくり方―スマートパワーが日本を救う!』に対するレビューがまたアップされました。

電力自由化の予感

この本は、未曾有の大震災を体験して100日目を迎え、いまだ福島第一原発事故の恐怖に怯える私たちに立ち上がる勇気を与え、歩き出すために肩を貸してくれる、そんな本だ。
著者加藤敏春氏は15年にわたり、地域(コミュニティー)と経済(エコノミー)と環境(エコロジー)の課題は同源(つまるところ人)で繋がっていて、その解決策としてエコマネー、エコポイントを提唱、自ら日本中で実践してきた人物だ。 ”エコミュニティー”(エコロジー、エコノミー、コミュニティーをかけた加藤氏の造語)活性化の実現のために、彼はこれまでの人に加えて、スマートグリッドによるエネルギーの視える化、オンデマンド化、そして双方向化が起爆剤になるという。それは電話からインターネットの道を歩んだ通信の世界と同じだが、末端につながる端末の数で言えば、インターネットの数百倍のスケールで、経済的なインパクトも極めて大きいという。そしてそこで流通する省エネ創エネの価値単位としての省エネ・エコポイントが節電社会を作ると同時に地域経済の活性化をもたらしてくれるという。
とても平易に書かれたエネルギー革命のための入門書。ストーリーの明快さもあってあっという間に読了した。立ち上がり歩き始める勇気をいただいた。

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