エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

三菱自動車は「グリーン投資スキーム」に基づきエストニアに『i-MiEV』を供給

2011-04-15 01:59:22 | Weblog
三菱自動車は、三菱商事が「グリーン投資スキーム」(GIS)*に基づきエストニア政府に供給する電気自動車として、『i-MiEV(アイ・ミーブ)』を供給します。供給台数は2011年度末までに507台で、「グリーン投資スキーム」の下での電気自動車の供給は初めてとなります。
今回の供給は、三菱商事とエストニア政府の間で締結された1,000万トンの排出権購入契約に基づくものであり、同国は京都議定書の下でのGISを活用した電気自動車普及政策の一環として、公的施設(社会福祉関連)で『i-MiEV』を使用します。走行中のCO2排出がゼロである『i-MiEV』は同国でのCO2削減に寄与することが期待されており、CO2削減量の測定に関して、三菱自動車は技術面で協力します。
「グリーン投資スキーム」という国際的なスキームと日本のグリーン製品輸出とが結び付いたケースとして注目されます。

*グリーン投資スキーム(GIS)
京都議定書第17条に基づく排出権取引のうち、AAU(Assigned Amount Unit:京都議定書第3条に基づき、削減目標を持つ先進国[同議定書付属書B国]に割り当てられる排出枠のこと)の移転に伴う資金を、温室効果ガスの排出削減その他環境対策を目的に使用するという条件の下で行う、国際的な排出権取引のこと。