エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

米ベンチャーキャピタルの最新クリーンエネルギー投資動向

2009-11-14 07:24:49 | Weblog
 環境技術セクターへの記録的な投資があった2008年に比べ、2009年の第1四半期は景気の落ち込みの影響が環境セクターへも影響し、全体的な投資動向はやや落ち着いた傾向にあります。
 しかし、環境関連のトップ・ベンチャーファンドはいずれも、本年中に1~数件の環境技術ベンチャーの投資を予定し、その予算枠も既に組み込み済みと言われています。
 環境ベンチャーへの大型投資で知られるコスラ・ベンチャーズの昨年までの投資先は、主に太陽光発電と風力発電でしたが、今後は「水関連」と「省エネ化」の2分野に注力するとのことです。特に、エアコンの効率化による省エネに注目しています。
 9月1日、エネルギー投資会社コスラ・ベンチャーズは、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)、ミシガン州職員退職年金基金、カリフォルニア大学評議委員会などからクリーンエネルギーに特化した投資ファンド2本で計10億ドル(約930億円)以上の資金を調達したことを明らかにしました。 米ベンチャーキャピタル協会によると、ベンチャーファンドの調達額としては今年最大です。これまでに最大の資金を集めていたベンチャーファンドはオーガスト・キャピタルで6億5000万ドルでした。
 これまでコスラ・ベンチャーズは、クリーン技術関連の少なくとも37社に投資しています。