Fun with NATURE

人と人、人と自然をテーマに
まっちゃの環境、自然、あそびの広場

ミクロの世界

2005-11-30 | 環境


先日に続いて、今日も滋賀県琵琶湖環境科学研究センターへ
琵琶湖の汚染でよく取りざたされるアオコの原因となるプランクトンを見てきました。

アオコは、夏場になると特有のプランクトンが緑色のペンキを流したように広がり、異臭を放ち、また水道水の処理障害や臭い、味の原因となる現象です。

顕微鏡で、プランクトンの様子(数μmほどの世界)を見ると、最初は

「どれが何や?みんなおんなじちゃうんか?」

なんて思っていたのですが、特徴を教えてもらい、しばらく見ていると

「ははーん、これがオシラトリアカワムラエか。そっちのはアナベナスピロイデスクロッサやな

と、知ったかぶりもできるようになりました。
(舌をかみそうな名前ばかり・・・)

他参加のみなさんは、行政の水道局、環境課や企業の水質担当の職員、研究員の方が多く、プランクトンの世界は肩身が狭いなぁと感じながらも、教えていただくことはいっぱいでした。

今日教えてもらったことが、琵琶湖の汚れや美しさを科学的に判断し、一緒に考えていくことにちょこっとつながっていきます。

私も含めて、このような講座に30名以上の参加があり、みなさん興味津々というのは、やはり琵琶湖のおかげ。滋賀県って、おもしろい(変わってる?)県です。

picture:
長細いのは、オシラトリアテヌイス Osccillatoria tenuis
大きなのは、ミクロキスティスエルギノーザ Microcystis aeruginosa
真中左下は、ミクロキスティスベーゼンベルギー Microcystis wesenbergii

園山

2005-11-29 | ライフスタイル


出掛けたついでに、自宅近くの園山へ

園山は672年弘文天皇と天武天皇の皇位継承をめぐる壬申の乱時、戦乱の一部であったとされる所です。その際亡くなった僧を弔い「僧の山」と言ったのが、園山へ変わったそうです。

桜の季節には、たくさんの花見客であふれますが、意外と紅葉時には人気も少なく、静かに過ごせます。

淡探

2005-11-26 | 環境


プランクトンの講習で、滋賀県琵琶湖環境研究センターへ

講習内容は、植物プランクトンの一次生産を、実験と講義によって学ぶもので、一言で言うと、「難しい」

(プランクトンの光合成量を測り、琵琶湖の生物層を支える炭素量を計算する・・・久しぶりに頭が理系になりました)

琵琶湖は「きれいになった」、「いやまだ汚い」といろいろと言われているのですが、透明度やCOD、窒素、リンなどは、せっけん運動や高次処理下水道の普及で、科学的な数値から見るとよくなっています。

それでも、「昭和2、30年代の昔と比べると・・・」との話しを聞きます。
数値上の水はきれいになっているのに、なぜ?

琵琶湖総合開発による葦原の減少やブラックバスなど外来魚によって、琵琶湖の固有魚が少なくなったり、プランクトンの種も変化している状況です。

「きれい」とか「汚い」とかは、感覚だけでなく、科学的に、定量的にもあらわす必要があります。
しかし、透明度、COD、窒素、リンなどの指標だけでは、琵琶湖の状態を表すことができないことを示しているように思います。

実は以前は富栄養化で、琵琶湖は汚染していた状態ですが、上記のように水質浄化のおかげで、逆に貧栄養化へ向かっています。
貧栄養化が進むと、透明度はあがるのですが、豊富な生物相の形成は難しくなります。

季節や時間、場所によっても異なる、数万の生物の循環を考えつつ、本来の琵琶湖と私たちの暮らしを考えていくことは、とても難しいことです。
しかし、それを考えなければいけない時に差し掛かっていることを、プランクトンから思いました。

picture:琵琶湖を調査する淡探(一般の人もふらっと見学できます。仕組みや調査内容について詳しく解説いただきました。)

皇子山公園

2005-11-24 | 自然
大津こども環境探偵団 12月の活動のため、皇子山公園へ

皇子山公園は、中学生以来でしょうか。
栗東自然観察の森の清水さんに案内をお願いして、冬の自然を五感を使って歩きました。

・松ぼっくりの松の実と紅葉の実、どっちがよく飛ぶかな?
・なぜかユーカリの大木が!
(皇子山公園一帯は戦後、進駐軍の兵舎があり、オーストラリア出身の兵士が植えたのでは?と推測されるそうです)
・マテバシイは、美味しいよ
・ヤツデの葉っぱは8枚?
・イヌマキは、フルーツの祖先!

などなど?や!を五感で感じる楽しい時間でした。

picture:ニシキギの紅葉 (ひれというか羽というか、枝の翼が発達しています)

木の実の達人

2005-11-21 | 子ども
どんぐりむし

あそびの達人教室 11月19日は「木の実の達人になろう」

子どもたちに、木の実ってどんなんある?って聞くと、
・どんぐり
・きのこ?!・・・
と、全然想像できない様子。

そこで、森へでかけ、実際にいろんな木の実を探しました。
やっと、森の木々には秋になるといろんな実がなって、新しいいのちをつくりだしていることに気づきました。
数種のどんぐりや松ぼっくり、柿も木の実でした。

まずは、定番のどんぐりゴマ
クヌギやコナラ、マテバシイのドングリで、回転時間を競争。
達人教室チャンピオンは50秒でした。

その他ドングリ笛や、目玉をつけてかわいらしい人形の置物づくりをして、余った木の実は、森へ「ありがとう」の言葉と一緒に返しました。