Fun with NATURE

人と人、人と自然をテーマに
まっちゃの環境、自然、あそびの広場

母の距離と仔の成長

2020-03-31 | あさがら野 子どもと自然舎


仔ヤギが3/22に産まれて、1週間ほどが経ちました。
毎日、可愛らしい仔ヤギに触れて嬉しい時間です。コロナ禍の中、唯一ほっとできます。たくさんの方がヤギを見に来てくださり、私同様癒されています。まるでプチ触れ合い動物園状態です。

産まれた直後、3/22の午前中は目もまだ見えていない状態で、鼻で母ヤギの乳を探し飲んでいた仔ヤギですが、午後には目が見えている様子。足はまだおぼつきませんが、立ったり座ったり。

2日目には、ひょこひょこ歩き、オリの外へ出るとあっちこっちにいって、母ヤギを心配させていました。母ヤギは都度低い声で鳴き、仔ヤギの後ろをついて回っていました。

3日目には、ピョンと跳ねたり、くるっと回ったり、興味のあるものを口で確かめたり(このあたり人間の赤ちゃんも一緒ですね。なんでも口に入れて、身の周りの社会をまずは口で知るようになるんですね)、母ヤギの乳を吸ったり、そして疲れるとその辺に座り込んでうとうと眠る。起きると母ヤギへ一目散で、乳を吸う。
そして、多くの人間にも抱っこされるようになりました。
上手な人が抱っこすると落ち着くようですが、下手な人だと暴れて高い声で鳴いて、母ヤギを心配させます。

そして、最近ではあちらこちらピョンピョン走り回って、母ヤギに低く「メー」(訳:そっち行っちゃダメ!)と言われながらも、草むらや切り株の間で楽しんでいます。高い所も大好きな様で、切り株がお気に入りのようです。


そして、母ヤギのメーメー母さん。
産まれたての頃は、全身を舐めちょっとでも離れないよう仔ヤギを近くに置いていました。
子育ての合間を縫って草を食べにオリの外へ出るのですが、眠っていた仔ヤギが目覚め、「メー」(本当はメーにならないニャーに近い声)と鳴いた途端、顔をあげ、耳をピンと立ててキョロキョロ、仔ヤギの様子を確かめ、さらに鳴いていると、大急ぎで走り我が子に近づいて安心させていました。

少しずつ仔ヤギが歩いて冒険に出かけるようになると、逆に心配が増えるのか、先ほど書いたように低く「メー」(訳:そっち行っちゃダメ!)と常に鳴くようになりました。
そして、少々の仔ヤギの遊びには見向きもせず、仔ヤギが乳を欲する時はすぐにあげて、乳をのませながら体を舐めてあげて愛情を注いでいるようでした。

ここ最近では、仔ヤギが母ヤギが食べている草を一緒に食べようとしています。1週間であっという間に食も変化しつつあります。まだまだ乳が主食でしょうが、小さな葉っぱをぱくっと食べるのも見ました。



毎日様子を見ていると、母ヤギと仔ヤギの距離、愛情、親離れ、子離れが日々変わっていきます。
人間の子育てにつながる所もあって、母ヤギに子育ての極意を聞いてみたいです。

スキニシー学校も今年度最終日でした

2020-03-26 | スキニシー学校
昨日の空は晴れて、本当に心地よい日
スキニシー学校でした。

子どもたちも大人も興味は、生後4日目の仔ヤギとお母さん。抱っこしたり撫でてみたり。
抱っこしようとしてうまくタイミングが合わないと、時々お母さんに怒られたりします。
なぜか特定の子どもが怒られるようです。ヤギは人を見て順位付けをするので、お母さんヤギより下と思われているのでしょうか?

一通り遊んで、勉強の時間。3月は特別に教えてくださる方が来られて、漢字のカルタづくりをしたり、個別で問題集を解いたりしていました。


そしてたまにはゲームタイムも。けど他の子どもから「ゲームばっかりして外へ出てこーへんやん!」と指摘を受けたりして。

香川県では「ネット・ゲーム依存対策条例」も成立しました。子どもたちとゲームやスマホについて考えるきっかけになるかもしれません。

漢字の国語の後、図工の時間。ヤギを描くことになりました。


こちらは、親子で薪割り。

こんなにたくさん割ってくれました。今日はカミキリムシの幼虫は出てこず、食べられず残念。(お父さんは一安心の様子でしたが)


今日のご飯。ほうれん草のグリーンカレーと、玉ねぎを炒めたカレー、ほうれん草のナムル、おひたしなど。
まるで学年末のパーティーのようなお昼で、作ってくださったお母さん方に感謝です。
そして、食材を提供して頂いた方にどんなお返しをすると良いかもみんなで考えました。


午後からはほっこり。


ゆっくり仔ヤギを眺めて過ごしたり、


落とし穴づくりを始めたり、たまにはケンカしたり。
多くのお客さんも来て、とても賑やかなスキニシーでした。

今日の仔ヤギ。生後4日目ですが、だいぶ成長しました。走ったり、跳ねたり、かわいく鳴いたり、お母さんのおっぱいをすったり、眠ったり、なんでも舐めてみたり。

お母さんを真似て、高い所も登っています。明日はさらに大きくなるかな。

ヤギが産まれて2日目、スキニシー学校でした

2020-03-24 | スキニシー学校

産まれて2日目、朝は小屋の中で、親子寄り添って寝ていました。



昨日はスキニシー学校の日。子どもから大人までが集まりました。
そしてみんなヤギ小屋のまわりでまずは様子観察「かわいー」「小さい―」


昨日に比べて、すでに仔ヤギは成長している様子が分かります。
1日目にして立ち、まだ見えてないだろう目の替わりに臭いで母ヤギの乳を探し飲みました。
そして、2日目には歩き、母ヤギについていって小屋から自分で出たり入ったり。
なんと午後には走り、ピョンと跳ねました。なんと早い成長!人間に比べるとすごいなぁと皆で感心。
人間に抱っこされることにも少し慣れて、みんなが1回ずつ抱っこしました。
体重を計ろうとして箱に入れると自ら飛び出して逃げてしまいました。


お母さんヤギのお乳。順調に出ているのだろうけど、まだ赤ちゃんがグビグビ飲む様子ではなく、また片方の乳しか飲まない(左側だけ)ので、右側の乳が相当張っているのが分かりました。
嫌がるお母さんヤギを押さえつけて、乳マッサージと乳しぼり。これから乳しぼり日々です。

お母さんたち(ヤギではなく人間です)が、炊き込みご飯とみそ汁を炊き火で調理してくださりました。

コロナウイルス対応で、大人のみの調理と給仕、お皿やお箸は持参してです。
今日も絶品、お母さんたちドンドンたき火料理が上手になっておられます。いつかお店やれるんじゃない?

今日の学習は国語と体育と個人授業
国語は、昔の教科書にあった「ミツバチのダンス」

体育は、ドッチボール

個人授業は、6年生が4年生に教える分数
でした。

暇そうにしている、お父さんになったブチ。赤ちゃんが産まれたことを分かっているのか、分かっていないのか。
子どもたちが遊んでくれました。


絞ったお母さんのミルクをブチに持って行きました。どうするか?
子ども「舐める」?「ウィーする(上唇をあげてオスをアピールする」?
なんと、臭いをかいで舐めずにウィーしました。
メスの香りを感じてオスアピールをしたようです。大正解!





子どもが産まれました!(ヤギです)

2020-03-22 | あさがら野 子どもと自然舎


先日来、やきもきさせられていたのですが、今朝ヤギ小屋に様子を見に行ってみると、なんと産まれていました!
(昨晩12時頃に様子を見に行った際は、出産する様子はなかったので、朝からかなぁ~なんて思っていました。)

これまで2回の死産を経ていたので、子どもが大丈夫かな、母ヤギが大丈夫かなと心配だったのですが、無事元気な様子。
とてもうれしいです!!

産まれたことをお知らせすると、早速来てくださった家族が見守りつつ、母ヤギにねぎらいの言葉と赤ちゃんに「かわいー」の声を掛けてくださりました。

赤ちゃんの体重を計ってみました。2400グラムほど。オス、メスはまだ分からず。


母ヤギはたぶん夜明け前から早朝にかけて、出産していたのでしょう。
私が確認できたのは、8時頃。その時には既に赤ちゃんも立つか立たないかという状態で、毛艶も良く、お母さんがペロペロと舐めていました。
お母さんの子宮口からは胎盤が出始めていました。胎盤を出すためでしょうか、陣痛があるようでその度に小さい声で鳴き、お腹がへこんだりしていました。
しばらく休んだり、たまに仔ヤギが立ち上がって乳を飲んだりして、過ごしているうちに、胎盤もだんだんと垂れ下がるようになりました。
ヤギを飼っていた獣医師さんに聞くと「半日ぐらいして胎盤が取れないようならば、ひもで根本をくくってばい菌が入らないよう消毒すると良い」とのことでしたが、母ヤギが立っている際に、手袋をして胎盤を引っ張るとするっと取れました。
母ヤギはその胎盤のいくらかは食べていました。(特に野生動物のメスは自分の胎盤を食べるようです。血の臭いもするので、外敵から守るため)
まだ出血はいくらかあるようですが、胎盤も出て、食欲もあるので少し安心。
まだ目が見えない仔ヤギが、かわいく「メー」となくと、やさしく「ウー」(メーにならない小さな鳴き声)と鳴いて近くに寄り添い、ペロペロ体をなめている母ヤギ。その姿に、母はすごいなぁとしか言えない私。

一方、その頃朝から母ヤギの異変に気付いていたらしい、今回の仔ヤギのお父さんでもあるブチ。
男は何も役に立ちません。こんな顔で、オリの中をウロウロするだけ。


出産するの?どうなの?

2020-03-21 | あさがら野 子どもと自然舎


うちに来る方皆さんから「お母さん(ヤギ)、お腹大きくない?」「前より大きくなった気がするんやけど~」と言われているメーメー母さん。
私もなんだか怪しいなぁと思っていました。

昨年の3月17日に、我が家で初めての出産(残念ながら、私たちの手助けがうまくできず死産となり)、9月頭にも出産(オスの双子でしたが未熟児でこちらも残念ながら死産)と半年ごとの出産と妊娠が続いており、しかも父親は、母ヤギの子どもという近親相姦でしたので、母ヤギの体にもよくない状況でした。
ということで、常に発情しているオスヤギのブチを離してつないでいたのですが、たまに杭が抜けて自由になっていたり(しかも母ヤギは竹にひっかかって身動き取れず状態)、散歩させていたのですが、子どもたちや女性が力に負けて交尾しそうになっていたりと、完全に離れていたとは言えない状況がありました。

という状態だったのですが、今朝母ヤギのお尻を見るとどうも充血しているよう。乳も大きくなっていて後ろ足も若干開き気味(骨盤が広がっているのか、乳が大きくなって押されているのか)になっています。


もしかすると、また出産があるかもしれません。
「妊娠しているの?産むの?」と母ヤギに聞くのですが、「メー」としか答えず。旺盛な食欲で草をムシャムシャ食べています。
もし産むのならば、まずは元気で産まれてね。死産の時の母ヤギの様子は辛いです。