Fun with NATURE

人と人、人と自然をテーマに
まっちゃの環境、自然、あそびの広場

東近江市小椋正清市長の発言から

2023-10-19 | スキニシー学校
あまりにもムチャクチャな発言で、怒り心頭で、久しぶりにブログに投稿します。

報道等でご存知の方もおられますが、10/17(水)の第29回滋賀県首長会議において、
東近江市小椋正清市長が、「(憲法には)教育を受けさせる義務がある。善良な市民は、嫌がる子どもを学校に押し込んででも義務教育を受けさせようとしている。(フリースクールを支援すると)子どもがそっちに行こうとする雪崩現象が起きるのでは」(中日新聞10/18より)
と発言しています。
また、「不登校の大半は親の責任だ」とも発言したとのことです。

これまでスキニシー学校を運営してきて、
教員・祖父母・親戚・近隣・全く関係ない他人までの不登校への無理解による子ども、保護者の苦しみや悲しみを聞いてきました。
また不登校への差別的感情があるのも肌で感じてきました。
その苦しみから離れ、人と人同士の付き合いで、自然を通して遊びながら、お互いに学び成長する場所を作って来ました。
栗東市長や市議会議員への不登校やスキニシー学校の現状報告や他市町の情報を提供し理解を求めたり、訪問してくださる教員の方々へ子どもが生き生きしている姿をお知らせしてきました。
その中では先生自ら、現状の学校システムの硬直が子どもの生きづらさを産んでいることを吐露する方もおられました。
また、不登校の苦しみや悲しみという、簡単に文字や言葉にならないもの乗り越えて、本来の学びの姿を可視化できるよう取り組んできました。

そのような中、この度の東近江市市長の発言でした。
こんなに虚しさと怒り、悲しさを感じたことはありません。
モヤモヤする気持ちが多く、全てを文字にするのは難しいのですが、外に出さざるを得ない気持ちで書いています。

様々に報道もされています。
NHK 小椋東近江市長”フリースクール 国家の根幹崩しかねない”
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20231018/2060014456.html
朝日 フリースクールめぐる発言、東近江市長は撤回せず 困惑する保護者ら
https://digital.asahi.com/articles/ASRBL5WMXRBLPTJB002.html?ptoken=01HD1AQQSV9C90A2B8FZ5S793T
MBS 市長の『不登校』『フリースクール』巡る発言が物議…現場は「不快感…撤回求めたい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a01d40ee56d6c62d02aa2b84c5ba8993a58fcfe
読売 『フリースクール』を批判「国家の根幹を崩しかねない」と滋賀・東近江市長が会議で発言 真意は…
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b233955c4ca5545fd49adcc113e730fd05d1615

当日の発言については、全文をこどもスクールソーシャルワークセンターの幸重さんが京都新聞の音声記録を元に文字おこしをしてくださっています。
https://note.com/yukkyi1010/n/n93e26d9d7df7?fbclid=IwAR0bFIWmnsfv2KJGb-ninVljUQQ1q4t6MKT5JiOx-0GqX0uBPsZSWF3Ifo0_aem_AQgq7WI44zgrO-8SVEqgG5Vhmcq0tV9zpG318IWZ_JbZOEEbRStfu-UokO2AA4mYhHs

NPO法人フリースクールSinceさんでは、この発言に対してオンライン署名を始められました。
「東近江市長に不登校に関する発言の撤回及び不登校関係者との協議を求めます!」
https://chng.it/bx4HYQyS
ご協力くだされば嬉しいです。

スキニシー学校も今年度最終日でした

2020-03-26 | スキニシー学校
昨日の空は晴れて、本当に心地よい日
スキニシー学校でした。

子どもたちも大人も興味は、生後4日目の仔ヤギとお母さん。抱っこしたり撫でてみたり。
抱っこしようとしてうまくタイミングが合わないと、時々お母さんに怒られたりします。
なぜか特定の子どもが怒られるようです。ヤギは人を見て順位付けをするので、お母さんヤギより下と思われているのでしょうか?

一通り遊んで、勉強の時間。3月は特別に教えてくださる方が来られて、漢字のカルタづくりをしたり、個別で問題集を解いたりしていました。


そしてたまにはゲームタイムも。けど他の子どもから「ゲームばっかりして外へ出てこーへんやん!」と指摘を受けたりして。

香川県では「ネット・ゲーム依存対策条例」も成立しました。子どもたちとゲームやスマホについて考えるきっかけになるかもしれません。

漢字の国語の後、図工の時間。ヤギを描くことになりました。


こちらは、親子で薪割り。

こんなにたくさん割ってくれました。今日はカミキリムシの幼虫は出てこず、食べられず残念。(お父さんは一安心の様子でしたが)


今日のご飯。ほうれん草のグリーンカレーと、玉ねぎを炒めたカレー、ほうれん草のナムル、おひたしなど。
まるで学年末のパーティーのようなお昼で、作ってくださったお母さん方に感謝です。
そして、食材を提供して頂いた方にどんなお返しをすると良いかもみんなで考えました。


午後からはほっこり。


ゆっくり仔ヤギを眺めて過ごしたり、


落とし穴づくりを始めたり、たまにはケンカしたり。
多くのお客さんも来て、とても賑やかなスキニシーでした。

今日の仔ヤギ。生後4日目ですが、だいぶ成長しました。走ったり、跳ねたり、かわいく鳴いたり、お母さんのおっぱいをすったり、眠ったり、なんでも舐めてみたり。

お母さんを真似て、高い所も登っています。明日はさらに大きくなるかな。

ヤギが産まれて2日目、スキニシー学校でした

2020-03-24 | スキニシー学校

産まれて2日目、朝は小屋の中で、親子寄り添って寝ていました。



昨日はスキニシー学校の日。子どもから大人までが集まりました。
そしてみんなヤギ小屋のまわりでまずは様子観察「かわいー」「小さい―」


昨日に比べて、すでに仔ヤギは成長している様子が分かります。
1日目にして立ち、まだ見えてないだろう目の替わりに臭いで母ヤギの乳を探し飲みました。
そして、2日目には歩き、母ヤギについていって小屋から自分で出たり入ったり。
なんと午後には走り、ピョンと跳ねました。なんと早い成長!人間に比べるとすごいなぁと皆で感心。
人間に抱っこされることにも少し慣れて、みんなが1回ずつ抱っこしました。
体重を計ろうとして箱に入れると自ら飛び出して逃げてしまいました。


お母さんヤギのお乳。順調に出ているのだろうけど、まだ赤ちゃんがグビグビ飲む様子ではなく、また片方の乳しか飲まない(左側だけ)ので、右側の乳が相当張っているのが分かりました。
嫌がるお母さんヤギを押さえつけて、乳マッサージと乳しぼり。これから乳しぼり日々です。

お母さんたち(ヤギではなく人間です)が、炊き込みご飯とみそ汁を炊き火で調理してくださりました。

コロナウイルス対応で、大人のみの調理と給仕、お皿やお箸は持参してです。
今日も絶品、お母さんたちドンドンたき火料理が上手になっておられます。いつかお店やれるんじゃない?

今日の学習は国語と体育と個人授業
国語は、昔の教科書にあった「ミツバチのダンス」

体育は、ドッチボール

個人授業は、6年生が4年生に教える分数
でした。

暇そうにしている、お父さんになったブチ。赤ちゃんが産まれたことを分かっているのか、分かっていないのか。
子どもたちが遊んでくれました。


絞ったお母さんのミルクをブチに持って行きました。どうするか?
子ども「舐める」?「ウィーする(上唇をあげてオスをアピールする」?
なんと、臭いをかいで舐めずにウィーしました。
メスの香りを感じてオスアピールをしたようです。大正解!





ハチミツだー!

2020-02-24 | スキニシー学校
今日はスキニシー学校の日、今日も4組の親子が参加されました。


先日ゲストが来られ、小学生チームは漢字を学んでいくことについて話しあいました。
そして、今日はその第1回目。みんな畳の部屋に入り、小学生ルームの出来上がり。
カルタの絵札と読み札が合わさったようなカードに、1年生から6年生で習う漢字が書いてあります。
そのカードを切り取り画用紙に貼り、一枚のカードにする作業を行いました。
これから、そのカードを読みながら漢字を習っていく予定です。
時にはカルタをしたり、もう読める漢字は読み仮名を消していったり、他学年の漢字もドンドン習ったり、たまには復習したりと、学び方が広がっていく予定です。
1時間以上、ハサミとノリを片手に作業を進めていた頃、カードの漢字の例文を読むと、、、
「三人姉妹の末っ子は、好き放題」(のような、そんな意味の文章のような)
末っ子2年生が、「これ違う!」と声をあげました。
次女の4年生が、「いや、一番下はズルい」「真ん中は上と下がいて辛い」と冷静な声。
また、長女の5年生が「弟はいらん、優しいお兄さんが欲しい!」と切実な声と「そうそう」と同調の声も。
女子たちの姉兄妹弟論議が始まり、やかましいのなんの。
一方男子は、われ関せず。弟がいようが妹がいようが、兄、姉関係なしという表情で、ハサミをチョキチョキ。不思議なものです。


そう言えば、今朝は意外と寒かった。こんな三角形の氷が張っていました。
どうしてこんな形ができたのかなぁ、意図的に作るのも難しそうです。




今日のお昼ごはんは、鉄板焼きそばとお好み焼き。たき火の火加減もバッチリで、屋台の味!


大人がたき火で楽しんでいる間に、子どもたちはスラックラインで体ほぐし。


暖かい日差しの下、スラックラインに揺られながらのおしゃべりも楽しそうでした。


薪割りもやりました。この子は30分以上かけて割りました。「割りたい」という気持ちが継続して斧から薪へ伝わり、最初は恐々でしたが、最後はええ感じで斧が薪に刺さりました。


竹で作った水筒。水を入れて、さらに竹で作ったお猪口を使って、ヤギに水やり。
お酒を酌み交わしているような様子で笑いました。この子がお酒を実際に飲める10年後には、ヤギはおじいさんになっているでしょうね。


親も薪割りや竹割り、ガーデンづくりで体を動かしていました。


で、今日のメインとなることは、スキニシー学校の味噌づくり。(他にいろいろありすぎて飛んでましたが)
大豆(さといらず)を持ってきてくださり、釜で5時間ほどゆがいて、ビニール袋に入れてつぶして、丸めて、カメへ投入。
(文字通り投げ入れます)。カビの防止に酒粕を敷き詰めて、夏過ぎまで待ちます。

で、終わるはずだったのですが、なんとここから、ビックリが始まってしまいました。


我が家にはニホンミツバチの巣箱を置いてくださっているのですが、越冬の様子を確認してくださると、どうも残念ながら越冬できずハチたちは全滅の様子。それでも蜜蝋を取ろうと巣箱を開けて中を見ると、ハチミツが残っているではありませんか!
そこから、子どもたちは欲望の塊。蜜を求めて巣をほじほじ。指をなめては「あまーい、おいしー」を連発。


指でちょこちょこ舐めるのに飽き足らず、ハチミツを蜜蝋ごと食べてみたり、包丁でごっそり巣を削ったり、ハチミツの甘い香りと蜜蝋のにおいが充満する中、子どもたちは甘い誘惑に負けまくりでした。
ほんの少しかと思っていたハチミツでしたが、意外と残っており、現在巣をざるに入れてハチミツを漉しとっています。
あさがら野産のハチミツが出来上がりです~!

お餅つき

2020-02-22 | スキニシー学校
2/19の水曜日は、スキニシー学校の日。今回も4組の親子が集いました。
大人のアイデアで、お餅が食べたいところから、それなら杵と臼があるから餅つきをしよう!となりました。

と言っても、まずは子どもたちはそれぞれ「やりたいこと」があって、取り組んでいます。


家を建てようと竹を切り出し、ナタで割り、柱に結び付ける男の子たち。


マルシェに向けて、竹製のコップを作成する女の子たち。


竹をノコギリで切り、小ナタで竹の青い皮を削り、紙やすりで磨いています。
大きさの大小もいろいろあり、マルシェまでたくさん作る予定だそうです。




もち米をたき火で蒸して、味見をすると、「美味しい!ええ感じ!」

餅つきは子どもたち、森のようちえん時代に何度か経験しており、行程やそれぞれの役割りもよく知っています。
自分たちで、ドンドンやります。(杵で手や頭だけはつかないでね)


まずは、小つきをしてもち米をつぶしていきます。




その後、ぺったんぺったんと餅つき、手返しと。だいぶ時間が掛かりましたが、十分に美味しそうな餅ができました!


お醤油、砂糖醤油、きなこ、あんこと餅を楽しめる味が四種類。どれで食べても美味しい。


森で採れたシイタケを具材に入れたみそ汁に入れても美味しい。

餅をたっぷり食べてお腹いっぱいの大人はぐたーとしましたが、子どもたちはその後もたっぷりやりたいことをやりきりました。