Fun with NATURE

人と人、人と自然をテーマに
まっちゃの環境、自然、あそびの広場

25年

2020-01-17 | ライフスタイル

今日は1995年の阪神淡路大震災から25年の1月17日でした。

毎年この日になると思い出します。

実家の滋賀から離れ鹿児島で一人暮らしをして、何気なく登校した朝、友人たちに「お前の実家は大丈夫か、関西は大変なことになっているで!」と言われました。

当時アパートにはテレビもなく、ラジオも時々しか聞いていなかったので、何のことか分からないまま、テレビが映っているところへ行き、その惨状を知りました。

ありがたいことに、滋賀の両親宅は大きな揺れ以外には何事もなく二人とも無事でした。

その春に帰省して、滋賀の友人に誘われて炊き出しのボランティアに行ったのが最初でした。

「自分にも何か出来ることがある」と強く感じました。鹿児島でボランティア活動を始めました。

現在の私につながるたくさんの出会いが始まったのは、この25年前でした。

一人暮らしの障がいのあるおじさんの生活を手伝いながら、自分も生きることを学びました。

「子どもの遊びボランティアなんてなぁ」と思いながらも参加した鹿児島YMCAの活動から、今でも子どもと関わっています。

震災があって、友だちに誘われて、ボランティアを始めて、スーパーに貼られたたった1枚のボランティア募集のメモを見なければ、今こうして暮らしていることはなかったと思います。

何かのきっかけで、生き方が変わり、人生が進んでいった25年です。

なぜでしょうね?今でもはっきりと覚えています。大学の教室で友だちに地震の発生を教えてもらったこと、公衆電話を探してアパート近くを走り回ったこと、テレビ画面とは違い自分の目で見た神戸の惨状、友だちに電車内で語ったこと、ダイエーに貼られていたボランティア募集のチラシメモ。。。

覚えようとしていたことではないのに、写真も残っていないのに、カラーで思い出せます。

あれから25年、あっという間の25年でした。

写真は、2011年の鹿児島の桜島です。