Fun with NATURE

人と人、人と自然をテーマに
まっちゃの環境、自然、あそびの広場

2/17のスキニシー学校

2020-02-20 | スキニシー学校
今週月曜日はスキニシー学校開催日。子どもと大人4組が来校しました。


子どもたちは、まずは泥遊び。日曜日の雨でドロドロになった所で遊び始めました。
「近くのお家で伐採された木があるから一緒にもらいにいかない?」と声を掛けると、「行こう!」と。


男の子たちが一輪車で出かけました。一輪車は荷物が乗ると、うまく力の配分をしないと操るのは意外と難しいのです。
仕事をしながら、体幹を鍛えているとうまく言っておきましょう。

と出かけたのですが、アラカシの木は相当に重たく、一輪車では1往復だけ。結局軽トラで運ぶことになりました。


薪運びの後は、竹の家づくりの開始。上手に脚立に乗り、自ら切り出した竹を地面に打ち付けています。

今日のお昼はカレー。しかも二種。普通のカレーとグリーンカレー(小松菜のグリーンとココナッツミルク入り)です。
来月にマルシェでスキニシー学校の保護者チームで出店を検討していて、そのお試しです。

ミルサーで火を通した具材を細かくしていき、グリーンカレーにしていきます。


意外と時間がかかりましたが、美味しそうなカレーが二鍋できあがりました!

ひと皿に茶色と緑のカレー。カレー好きには幸せな取り合わせ。アイルランド国旗のようです。


お腹が膨れて、縄跳び大会。そして綱引きに展開。朝のドロ沼を挟んでの綱引きはスリル満点です。


夕方には小学生会議。ゲストが来てくださり、来週から勉強の時間を作ってみることに。


汚れた廊下を女の子たちが掃除機をかけて、さらに雑巾で磨いてくれました。
ツルツルになりました。掃除好きな女子たちありがとう!

今回は、ゲストが来てくださり、勉強について話しあうことができました。
幼児がいたり、遊びに夢中でなかなか勉強について話しあう機会を最近は取れませんでした。
これまでの小学生ミーティングでも時々勉強について話しあってきましたが、なかなか実際に動くところまでいきませんでした。
ですが、機会を作るとそれぞれの勉強への思いや不安などが出てきます。
ゲストとも、子どもたちが分かることを楽しめて、子ども自らが学び取っていく勉強の方法を試行錯誤していこうと話しています。
「遊びたい」も子どもの欲求ですが、「学びたい」「分かりたい」も素直な欲求です。学んで分かった時の子どもたちは本当にとてもいい顔をします。分かろうと考え、考え、考えている顔もいい顔です。それぞれの子どものペースでいい顔を増やしていきたいと思っています。

天狗岩ハイキング

2020-02-17 | スキニシー学校


土曜日の2/15は、スキニシーのみんなで金勝山へハイキング。
子ども10名、大人9名で、馬頭観音の横ヶ峰展望台駐車場から天狗岩へ。

昨年秋から、馬頭観音から耳岩(到着後天候急変で急いで帰った)、狛坂磨崖仏、桐生キャンプ場から鶏冠山と3回金勝山にスキニシー学校で歩き、金勝山の雰囲気や経路が体で分かってきて、楽しくなってきたところです。



両側に岩が迫る狭いところを歩いたり。(ここではなぜか自分の名前を正しく言わないと通れないという流れになり、子どもが門番となって名前を聞いてくれました)


途中の耳岩では、金勝山から琵琶湖南湖や比叡山、比良山まで見渡せる景色を楽しみました。


天狗岩へ向かいます。どこから見ると天狗なんだろうかとみんなが?で考えます。
どの岩?横顔?あれが鼻?いやいや天狗がいたからとちゃうか?答えは分からないまま。。。


天狗岩では、こんな鎖場が。上から見るとふぇーと尻込みするようなところですが、実際行ってみるとするっと降りられました。


帰りの耳岩では子どもたちが「岩、気持ちいいー心地いいー」とひと眠り。

大きな岩が要所にあり、それぞれ景色が楽しめ飽きないハイキング。
小さな子どもも体力が着いて、距離感も分かってきたのかな、「抱っこ~」も言わずに歩き通しました。
雄大な景色を見ながら食べるおにぎりやラーメンも美味しく、いつもとは異なる大きな自然を楽しめ、滋賀っていいなぁが増えました。

干物うめぇー

2020-02-12 | スキニシー学校
2/10(月)は、スキニシー学校の日でした。
子どもたちがやってくると、早速見つけました。
やっと冬らしくなったので、氷です。
幼児のおもちゃが外で凍っていたようです。他にも巨大な包丁のような形の氷もありました。

氷があれば、とりあえずかじってみる。冷たい氷をなめて「つめたいー」当たり前ですね。


昨年もやっていた薪割り仕事。毎回たき火をするので、冬には大事な仕事です。
安全ゴーグルをして、自分の足を叩かないように、距離を測り、斧を打ち下ろす。
そう言えば昨年、斧についていた溝について疑問に思い、みんなで調べていました。

『三本は、ミキ=お神酒を、四本の溝は、ヨキ=四気を意味していて、四気は、太陽、土、水、空気の森を育てる要素となり、森を仕事にするきこりさんが山の神様へ伐採の許可、感謝、安全を祈るために、道具の斧に溝を掘っているそうです。』

山の恵みを大事にする心を知りました。大人も子どもも「へぇー、へぇー」の連続で、木へ斧を下ろす一投一投に思いが入ったのを思い出しました。


子どもたちが割りました。これで少したき火が長持ちします。

薪割りをしていると、出てくるものがあります。カミキリムシの幼虫です。
2本の木を割ったところ、7匹ほど出てきました。
たき火もしているので、早速フライパンで焼いて、食べたい人だけ食べました。
(私ともう一人のお母さんは、以前食べたことがあり、そのクリーミーな美味しさを知っています)


初挑戦の子ども1名とお母さん1名、恐る恐る口に入れて、もぐもぐもぐ。
「思ってたのと違うー、なんやろうこの味?」みんなで「エビ?」「ウィンナーの端っこ?」「クリーム?」など例えようがないけど美味しい幼虫を楽しみました。
(他の子どもは、見るのもいやや―という子もいましたので、たき火にいた私たちだけのお楽しみでした)


そして、今日のメインは、差し入れの干物!でした。北海道のタラとホッケそして、メザシ。
たき火で焼くと、いい香りが。メザシを丸ごと食べて、「うまい!」


そして、タラやホッケが焼けると、子どもたちが群がって、あっという間になくなりました。


ハガマのご飯とおみそ汁もできて、干物定食の出来上がりです。
家ではあんまり魚を食べないという子どもも、その美味しさに皮や骨までしゃぶりつきます。
外でみんなでたき火で焼くと美味しいんやねぇ。こんなに魚に群がる子どもはあまり見ないなぁ。
給食の魚について聞くと、「カチカチやし、あんまり美味しくない」とのこと。
給食は給食で毎日低価格で栄養を考えて大量に作ってくださることに感謝なんやけど、たき火で焼きたての干物には負けてしまいます。
魚の美味しさを知って、いろんな食を大切に楽しめるようになって欲しいです。


夏みかんがまだ取れます。遊びながら、おやつに食べて、今日のスキニシーはお終い。
干物の美味しさに、子どもも大人も感動でした。
美味しい食べ物に、提供してくださった方に、海の神様に、山の神様に感謝でした。

カボチャプリン

2020-02-05 | スキニシー学校

今日はスキニシー学校の日。今日は2人と少な目ですが、その分アットホームに。

我が家で採れたカボチャを使いたかったので、カボチャプリンづくりはどう?と聞くと、「作ろう!」となりました。

 

インターネットでカボチャプリンの作り方を検索して、フムフム材料はこれがいるんやね、作り方はこうなんやねと。

固いカボチャの皮を剥いて(剥いた皮は後ほどヤギのエサに)、小さく刻んでレンジで温めました。

温かい内に砂糖を混ぜて、ミルサーでつぶして、卵や牛乳を混ぜて、時々味見をして、「美味しい!」と。

お茶碗に入れて、オーブンの代わりに魚焼きグリルで焼いてみるのと、蒸してみるのと、試してみます。

焼いているとじわりじわりといい香りが。焼いているのを待つ間に、カラメルづくりも。

 

何度か確かめて、出来上がり!カラメルソースもかけました。

冷蔵庫で冷やして、おやつに食べました。お迎えに来られたお母さんも、「美味しいね」と喜んでもらえました。

「けど、プリンぽくはないね、タルトのフィリング風やね」ということで、いろいろ話していると、卵や牛乳が少なかったようです。プリンぽくはなくても、十分に美味しいおやつとなりました。

次やるときは、大きなバケツプリンを目指して。研究せねば。

先日やり始めた都道府県カルタづくり。今日は九州が切り取れました。こうやって切りながら、各都道府県の特徴や位置を覚えたり、滋賀との違いが見えて来るんですね。広い広い日本、私も行ったことがない所がほとんどです日本中を回ってみたいです。この子たちは、どこでどんな人に出会って、まちを作っていくのでしょうね。

ヤギのエサやりや小屋掃除、木登りしたりとあっという間の一日でした。

 

 

 


基地の上でゴロリン

2020-02-03 | スキニシー学校

今日はスキニシー学校の日

男の子たちが先日来取り組んでいる、基地づくりをしていました。

竹(ハチク)を組んで壁にして、四角い基地となっていました。

今日は屋根を作るとのことで、竹を乗せて紐でしばって格子状にして、さらに近くの荒れ地で切っていた篠竹をそこへ乗せてフカフカの屋根にしました。

 

「乗れるんちゃうん?」と声をかけると、早速梯子を持ってきて低学年の子どもが恐る恐る乗ると。。。全く大丈夫です。

高学年の子どもも一緒に乗ると、その屋根の上も基地の重要な機能となりました。

 

一か所に力をかけずに、分散させながら寝っ転がると、フカフカした篠竹と組んだ竹の揺れでなんとも気持ち良い場所です。

「大人もいけるんちゃうか」と体重が軽い順に乗ると、あれま楽しい。私も寝っ転がらせてもらいました。とても気持ちいい。

もいだ夏みかんの皮を剥いて、タネを口から飛ばしながら、屋根の上を楽しんでいました。

ちなみに、地面は穴を掘って土を固めて、焼いてあります。囲炉裏だそうです。

女の子たちは、都道府県カルタづくりを始めていて、今日は日本地図を画用紙に貼って、それぞれの都道府県の形に切り抜くという器用な作業をしていました。

滋賀県や近隣県の形は知っていても、例えば山梨県の形は?大分県の形は?と聞かれると全くピンと来ません。また面積の違いも北海道が大きい程度で感覚的に分かりません。子どもたちは地図から切り抜く作業をしながら、各県のイメージを手で感じているのでしょう。

 

今日のご飯は、釜で炊いたご飯とおみそ汁。水加減であーでもないこーでもない。水の位置は手の指?甲?手首?個人でも違うし、どの位入れるべき?。。。結果少しこわ目のご飯でしたが、それはまた美味しく、底の薄茶色のご飯がみそ汁との相性がバッチリでした。

たき火で作ったシンプルで美味しいごはんを食べることって幸せだと思います。当たり前のようにバクバク食べている子どもたちも、そのことにいつか気づくでしょう。もう気づいているかもしれません。今日の子ども会議で「おいしいご飯を食べられたら他のことは考えてない~」というような発言もありました。(別の意図で聞いていたのですが)

今日は節分でしたので、私は散々鬼役をして怖い鬼を演じて、喉が枯れました。

ヤギも遊んでくれる子どもがいて嬉しそう。二本足で立って、角合わせをしようとしています。

 

内容は紹介しませんが、先日集った大人での会議、それを受けての親の思い、今日の子どもの会議など、関わる人みんなが一生懸命にスキニシー学校について考えています。

前へ進んだり、戻ったりしながら、みんなが納得してスキニシー学校を作ろうと思いを出して語り合おうとしている姿を見て、とても嬉しく、また自分の行き当たりばったりな考えや、多様な考えを組み合わせ合意を得て進める大事さ難しさにも気づく一日でした。